Personal Information Exchange (.pfx) ファイル
リリース署名に使用するには、ソフトウェア発行元証明書 (SPC)、およびその秘密キーと公開キーを、Personal Information Exchange (.pfx) ファイル内に格納する必要があります。 ただし、一部の証明機関 (CA) では、このデータを格納するために異なるファイル形式が使用されます。 たとえば、一部の CA は、証明書の秘密キーを秘密キー (.pvk) ファイルを作成し、証明書と公開キーを .spc または .cer ファイルに 格納します。
CA が .spc とそのキーを .pfx 以外のファイルに発行した場合は、リリース署名に使用する前に、ファイルを .pfx ファイルに変換して格納する必要があります。 Pvk2Pfx ツールは、この変換を実行するために使用されます。
次のコマンド ラインの例では、abc.pvk という名前の .pvk ファイルと abc.spc という名前の .spc を abc.pfx という名前の .pfx ファイルに変換します。
Pvk2Pfx -pvk abc.pvk -pi pvkpassword -spc abc.spc -pfx abc.pfx -po pfxpassword -f
ここで:
pvk オプションは、.pvk ファイル (abc.pvk) を指定します。
-pi オプションは、.pvk ファイル (pvkpassword)のパスワードを指定します。
spc オプションは、証明書を含む SPC ファイルの名前と拡張子を指定します。 ファイルには、.spc ファイルまたは.cer ファイルを指定できます。 この例では、証明書と公開キーは abc.spc ファイルにあります。
pfx オプションは、.pfx ファイル (abc.pfx) の名前を指定します。 このオプションを指定しない場合、Pvk2Pfx はエクスポート ウィザードを開き、-po 引数と -f 引数を無視します。
po オプションは、.pfx ファイル (pfxpassword) のパスワードを指定します。 このオプションを指定しない場合、指定した .pfx ファイルには、指定した .pvk ファイルに関連付けられているのと同じパスワードが割り当てられます。
-f オプションは、既存の .pfx ファイルが存在する場合に置き換える Pvk2Pfx を構成します。
SPC とその管理の詳細については、「ソフトウェア 発行元証明書 (SPC)」を参照してください。