NDIS MSI-X の概要

メッセージ シグナル割り込み (MSI) は、ネットワーク デバイスとそのミニポート ドライバーが使用できる従来の行ベースの割り込みに対して代替手段を提供します。 Windows Vista 以降、オペレーティング システムでは PCI V2.2 MSI と PCI V3.0 MSI-X の 2 種類の MSI がサポートされています。

MSI-X をサポートするミニポート ドライバーは、ドライバーのメッセージ割り込みサービス ルーチンが実行される中央処理ユニット (CPU) のサブセットである割り込みアフィニティを指定できます。 割り込みアフィニティは、MSI-X メッセージごとに指定することができます。たとえば、デバイスの特定の CPU に対する "近さ" という観点から、Non-Uniform Memory Access (NUMA) アーキテクチャのコンピューターで割り込みアフィニティを指定できます。

MSI-X のサポートは、特に受信側スケーリング (RSS) をサポートするネットワーク インターフェイス カード (NIC) に対して、パフォーマンス上の大きなメリットを提供できます。 受信側のスケーリングについて詳しくは、「受信側のスケーリング」をご覧ください。

行ベースの割り込みについて詳しくは、「割り込みの管理」をご覧ください。

このセクションには、次が含まれます。

MSI-X の初期化

MSI 割り込みの処理

MSI 割り込みとの同期

MSI X テーブル エントリの CPU アフィニティの変更