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NDIS でサポートされている WMI の操作

NDIS によって、以下の WMI 操作がサポートされています。

  • アダプターおよび仮想接続 (VC) をリストします。

    NDIS は、WMI クライアントがすべてのミニポート アダプター (つまり、ミニポート ドライバー インスタンス) とすべての名前付き VC をリストできるようにする、グローバル GUID ( GUID_NDIS_ENUMERATE_ADAPTER_EX とGUID_NDIS_ENUMERATE_VC) を WMI に登録します。 NDIS は、読み込まれたすべてのミニポート ドライバーとすべての名前付き VC を追跡しているため、NDIS がミニポート ドライバーにそのような情報を問い合わせることはありません。

  • QUERY SINGLE INSTANCE および SET SINGLE INSTANCE

    NDIS を使用すると、WMI クライアントは、1 つの OID に対応するデータブロックの 1 つのインスタンスを照会または設定できます。 クエリに対して、NDIS はアダプターまたは VC に関連するすべての情報を返します。 WMI クライアントは、OID 内のデータ項目を照会または設定することはできません。 たとえば、GUID_NDIS_GEN_CO_LINK_SPEED GUID のクエリは、送信速度と受信速度の両方を返します。 WMI クライアントは、送信速度または受信速度のみを照会できません。

  • QUERY ALL DATA

    NDIS は、適切なデータを取得し、GUID のすべてのインスタンスの合計されたデータを WMI に返すことによって、特定の GUID に対する QUERY ALL DATA 要求を満たします。 たとえば、GUID_NDIS_ENUMERATE_ADAPTER_EX に対する QUERY ALL DATA 要求に応答して、NDIS は、読み込まれたすべてのミニポート ドライバーのリストを WMI に返します。 OID_GEN_CO_XMIT_PDUS_OK にマッピングされた GUID 上の QUERY ALL DATA に対して、NDIS は各接続指向ミニポート ドライバーの各 VC にその OID を照会し、合計したデータを WMI に返します。 QUERY ALL DATA 要求のオーバーヘッドは非常に大きい可能性があるため、WMI クライアントでは、アダプターと VC をリストする場合にのみ QUERY ALL DATA 要求を使用する必要があります。 アダプターまたは VC の対象を決定した後、クライアントは個々の GUID インスタンスを照会できます。

  • EVENT NOTIFICATION

    WMI クライアントは NDIS に登録すると、特定のステータス表示の通知を受け取ることができます。 このようなステータス表示が発生すると、NDIS は 適切な GUID を持つステータス情報を WMI に渡し、WMI イベントとしてクライアントに配信します。

  • EXECUTE メソッド

    NDIS を使用して、WMI クライアントは、1 つの OID に対応するデータブロックに関連付けられたメソッドを実行できます。 WMI クライアントは、NDIS がメソッドを実行するために必要な情報を提供します。 メソッド要求は、ミニポートアダプター、NDIS ポート、または VC に関連付けることができます。 NDIS は、メソッドが正常に実行された後、結果の情報を返します。