キュー固有ファイルのインストール
プリンターのインストール時に、ベンダーが提供するインストール アプリケーションは、特定の印刷キューに関連付ける任意の種類のファイルのセットを指定できます。 ファイルは、プリント サーバーに接続する各クライアントにダウンロードされます。 次の表に示すように、インストール アプリケーションはレジストリに値を配置してファイルを指定します。
値名 | 値型 | Value |
---|---|---|
ディレクトリ | REG_SZ | ファイルで指定されたファイルへのディレクトリ パス。 サーバー上のソース パスとクライアントの宛先パスの両方として使用されます。 このパスは、PRINT$ 環境変数に対する相対パスです。 |
[ファイル] | REG_MULTI_SZ | クライアントがプリント サーバーに接続するときにクライアントにコピーされるファイルのファイル名。 ファイルには DLL、データ ファイル、またはその他の種類のファイルを指定できます。 |
モジュール | REG_SZ | オプションのポイント アンド プリント DLL のファイル名。 |
アプリケーションでは、印刷スプーラーの SetPrinterDataEx 関数を呼び出して、これらの値を作成する 必要があります。 この呼び出しで指定されたレジストリ キーは、次のように書式設定する必要があります。
CopyFiles\ComponentName
ComponentName は、ファイルが関連付けられているソフトウェア コンポーネントの名前です。 たとえば、Microsoft Image Color Management (ICM) に関連付けられているファイルは、CopyFiles\ICM キーで指定されます。 SetPrinterDataEx 関数の引数としてレジストリ キー名を指定すると、関数は、印刷サーバー上の印刷キューのキーのサブキーとしてキーを作成します。
インストール例
たとえば、HP Color LaserJet プリンターがプリント サーバーにインストールされ、"HpColor" という印刷キュー名が割り当てられているとします。 また、Microsoft ICM では、次の 2 つのファイルを印刷キューに関連付ける必要があるとします。
サーバー上の PRINT$\Color にある hpclrlsr.icm という名前のカラー プロファイル。
Mscms.dll という名前の DLL 、サーバー上の PRINT$\Color にあります。
インストール アプリケーションは ICM API 関数 AssociateColorProfileWithDevice を呼び出し、SetPrinterDataEx を呼び出して次のサーバー レジストリ エントリを作成します。
CopyFiles\ICM\Directory: Color
CopyFiles\ICM\Files: hpclrsr.icm
CopyFiles\ICM\Module: mscms.dll
Mscms.dll モジュールは、GenerateCopyFilePaths 関数と SpoolerCopyFileEvent 関数をエクスポートするポイント アンド プリント DLL です。