Pscript ミニドライバー
重要
Windows でプリンターとの通信手段として推奨されるのは、最新の印刷プラットフォームです。 プリンターデバイス開発におけるWindows 10および11での印刷体験をカスタマイズするために、MicrosoftのIPPインボックスクラスドライバーとPrint Support Apps (PSA)の使用を推奨します。
詳細については、最新の印刷プラットフォームに関する記事および「印刷サポート アプリの設計ガイド」を参照してください。
Pscript ミニドライバーは、.ppd ファイルと .ntf ファイルから作成されます。
PPD ファイル
テキスト ベースの PostScript プリンター記述ファイル (.ppd ファイル) は、PostScript プリンターの特性を記述します。 Microsoft Windows 2000 以降の Pscript ドライバーは、Adobe Systems, Inc. の PPD 仕様のバージョン 4.3 と互換性のある .ppd ファイルをサポートしています。Pscript は、プリンターの .ppd ファイルを読み取り、テキストをバイナリ形式に変換し、.ppd ファイルが変更されるたびに再生成される .bpd ファイルとしてローカルに保存します。
NTF ファイル
Windows 2000 以降のフォント ファイル (.ntf ファイル) は、Pscript でサポートされているプリンターのデバイス フォントを記述するために使用されるバイナリ ファイルです。
Microsoft では、一般的に使用される米国のデバイス フォントの記述を含む、pscript.ntf という名前の既定の .ntf ファイルを提供します。 Microsoft では、東アジアのプリンター向けに pscrptfe.ntf という名前の既定の .ntf ファイルも提供します。このファイルには、一般的に使用される東アジアのデバイス フォントの記述が含まれています。
さらに、ハードウェア ベンダーは、pscript.ntf でサポートされていないフォントのデバイス フォントの記述を提供できます。 これらのフォントの記述は、AFM ファイルを NTF ファイルに変換することで作成できます。 カスタマイズされたプリンター モデル固有の .ntf ファイルは、プリンター INF ファイルに依存ファイルとして記載することでインストールできます。 詳細については、「Pscript ミニドライバーをインストールする」を参照してください。
Pscript がフォント メトリックを検索する際は、最初にプリンター モデル固有の .ntf ファイルがチェックされ、次に pscript.ntf がチェックされ、最初に見つかったフォントの記述が使用されます。
このセクションでは、以下のトピックについて説明します: