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記憶域フィルター ドライバーについて

記憶域フィルター ドライバー (SFD) は、システム提供の記憶域クラス ドライバーによって提供されないデバイス固有の機能を サポートします。

特定の種類のデバイスに対して記憶域クラス ドライバーが既に存在する場合は、同じ種類の新しいデバイスのドライバーを作成する必要がない可能性があります。 システム提供の各記憶域クラス ドライバーは、特定の種類の周辺デバイスをサポートするように設計されており、多数のベンダーのデバイスに対してテストされます。 したがって、システム提供の記憶域クラス ドライバーは、その種類のニーズの別のデバイスのすべてのサポートを提供する場合があります。

既存の記憶域クラス ドライバーがその種類の新しいデバイスを完全にサポートしていない場合、新しいドライバーは、既存のシステム提供のクラス ドライバーの上または下に階層化された SFD として書き込むことができます。 SFD は、読み取り/書き込み要求のデータを変換したり、ユーザー アプリケーションが特定のデバイスの追加機能を利用できるようにする追加の I/O 制御コード (IOCTL) を定義したり、汎用クラスまたはポート ドライバーに対するハードウェア固有の変更を必要とせずにデバイス固有の問題を回避したりできます。

新しいデバイスでは、すべての要求をデバイス固有の方法で処理する必要がある場合を除き、記憶域フィルター ドライバーは、新しい記憶域クラス ドライバーよりもはるかに短い時間で開発できます。