次の方法で共有


ブロードキャスト ドライバー アーキテクチャ ミニドライバー

ブロードキャスト ドライバー アーキテクチャ (BDA) ミニドライバーは、次の操作を実行するハードウェアを制御します。

  • デジタル ブロードキャスト信号のチューニング

  • デジタル信号の復調

  • デジタル信号のフレームのキャプチャ

  • 信号をビデオ、オーディオ、およびデータ ストリームに分波する

BDA ミニドライバーは、カーネル ストリーミング ドライバー ks.sysAVStream モジュール で実行される AVStream ミニドライバーです。 AVStream は、オーディオミニドライバーとビデオ ミニドライバーの両方に統合カーネル ストリーミング クラス モデルを提供し、既存のミニドライバー バイナリを変更せずに COM オブジェクトの使用をサポートするクラス ドライバーです。 AVStream クラス ドライバーは、ミニドライバーのフィルターを WDM カーネル ストリーミング準拠フィルターとして機能させるために必要な既定の動作の多くを提供します。 BDA ミニドライバーの作成作業を簡略化するために、Microsoft Windows Driver Kit (WDK) に含まれる関数の BDA サポート ライブラリ (Bdasup.lib) を使用できます。 このライブラリは、BDA ミニドライバーのプロパティとメソッド セットの広範な既定の処理を提供します。

通常、ドライバーライターは、適切な静的テンプレート構造をコーディングし、BDA サポート ライブラリに登録してから、ライブラリですべてのプロパティとメソッドの既定の処理を提供する必要があります。 場合によっては、BDA ミニドライバーは、プロパティまたはメソッドの要求をインターセプトし、適切な操作を実行する必要があります。

次の図は、BDA ミニドライバーのアーキテクチャの概要を示しています。

diagram overview of bda minidriver architecture.

次のセクションでは、BDA ミニドライバーの実装の詳細について説明し、いくつかのプロパティとメソッド セットの詳細について説明し、特定のプロパティとメソッドをインターセプトする方法を示すサンプル コードを含めます。

BDA ミニドライバーの初期化

BDA ミニドライバーの起動

ディスパッチ テーブルの作成

自動化テーブルの定義

BDA フィルターの初期化

BDA プロパティとメソッド セットの使用

DirectShow のピン情報のキャッシュ

BDA ミニドライバーの保護

BDA ミニドライバー用フィルターのピン間接続