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ライセンス認証コンテキスト

TAEF には、テストを実行する「アクティブ化コンテキスト」を指定するメカニズムが用意されています。

「アクティブ化コンテキスト」を指定すると、ユーザーはシステム内のさまざまなサイド バイ サイド アセンブリから特定のバージョン バイナリを選択できます。 必須の「アクティブ化コンテキスト」はマニフェスト ファイルで指定され、「ActivationContext」プロパティを使用して TAEF に渡すことができます。 「ActivationContext」プロパティは、ランタイム パラメーターまたはテスト メタデータとして指定できます。

アクティブ化コンテキスト マニフェスト ファイルのサンプル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0">
  <dependency>
    <dependentAssembly>
      <assemblyIdentity type="win32" name="Microsoft.Windows.Common-Controls" version="6.0.0.0" 
        processorArchitecture="*" publicKeyToken="6595b64144ccf1df"/>
    </dependentAssembly>
  </dependency>
</assembly>

上記のマニフェスト ファイル 'Comctlv6.manifest' は、テストの実行中にcomctl32.dllのバージョン 6 を使用することを指定します。 マニフェスト ファイルの詳細については、マニフェスト ファイルのリファレンスを参照してください

コマンド プロンプトでの ActivationContext マニフェストの指定

te MyUnitTest.dll /ActivationContext:ComctlV6.manifest

このコマンドは、ComctlV6.manifest ファイルで指定されているアクティブ化コンテキストを使用して、'MyUnitTest.dll' 内のすべてのテストを実行します。

ActivationContext マニフェストをテスト メタデータとして指定する

特定のアクティブ化コンテキストで特定のテスト ケースのみを実行する場合は、テスト メソッドのマニフェスト ファイルに 'ActivationContext' プロパティの値を設定することで実行できます。 たとえば、次のテスト メソッド宣言では、指定したアクティブ化コンテキストの下でテスト メソッド 'MyTestMethod' のみが実行され、既定のコンテキストで他のテストが実行されます。

        BEGIN_TEST_METHOD(MyTestMethod)
            TEST_METHOD_PROPERTY(L"ActivationContext", L"ComctlV6.manifest")
        END_TEST_METHOD()

'ActivationContext' プロパティは、他のメタデータ プロパティと同様に、クラス レベルとアセンブリ レベルで設定できることに注意してください。