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UMDF ドライバーの読み込み場所の制限

UMDF プラットフォームは、%SystemRoot%\System32\Drivers\Umdf ディレクトリ、または Windows 10 1803 以降ではドライバー ストアから実行の場所以外の場所から、メイン UMDF ドライバー バイナリを読み込むことに失敗します。 したがって、UMDF INF ファイルは、UMDF ドライバーをインストールする場所をこれらのディレクトリに制限する必要があります。 これらのディレクトリにインストールすると、特権のないユーザーが UMDF ドライバーを改ざんすることもできなくなります。

UMDF ドライバー バイナリをドライバー ストアから実行 バイナリ (Windows 10 1803 以降) にするには、UMDF ドライバー INF ファイルに、次のコード例のような INF DestinationDirs セクションを含める必要があります。

[DestinationDirs]
UMDriverCopy=13 ; makes the file 'run from Driver Store'

"UMDriverCopy" は、次の例に示すように、UMDF ドライバー バイナリを一覧表示するセクションの INF ライターによって決定された名前を表します。

[UMDriverCopy]
WUDFOsrUsbDriver.dll

CopyFiles ディレクティブは、次の例に示すように、ソース メディアからコピー先にコピーするオペレーティング システムの UMDF ドライバー バイナリの一覧を示す UMDriverCopy セクションも参照する必要があります。

[OsrUsb_Install.NT]
CopyFiles=UMDriverCopy

"ドライバー ストアから実行" するのではなく、UMDF ドライバー バイナリを %SystemRoot%\System32\Drivers\Umdf にインストールするには、 INF DestinationDirs セクション を次のコード例のようにする必要があります。

[DestinationDirs]
UMDriverCopy=12,UMDF ; copies to drivers\umdf