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特別なファイルのサポート

特別なファイルには、ページング ファイル、ダンプ ファイル、休止状態ファイルが含まれます。 ドライバーのターゲット デバイスが、システムがこれらのファイルに使用する可能性があるストレージ デバイスである場合、ドライバーは次の操作を行う必要があります。

  • WdfDeviceSetSpecialFileSupport を呼び出して、特別なファイルの種類ごとに、サポートを有効または無効にします。 (特別なファイルに対する各ドライバーのサポートは、既定では無効になっています)

    子デバイスを列挙するバス ドライバーでは、特別なファイルをサポートできる各子デバイスに対して WdfDeviceSetSpecialFileSupport も呼び出す必要があります。

  • 特別なファイルをサポートするときに、あるデバイスが別のデバイスに依存している場合は、WdfDeviceAddDependentUsageDeviceObject を呼び出します。

  • 必要に応じて、EvtDeviceUsageNotification または (KMDF 1.11 以降) EvtDeviceUsageNotificationEx コールバック関数を指定して、特別なファイルが作成または削除されたときにドライバーに通知されるようにします。

ドライバーがデバイスの WdfDeviceSetSpecialFileSupport を呼び出し、デバイスで特別なファイルが開いている場合、フレームワークは PnP マネージャーがデバイスを削除または停止することを許可しません。

ドライバーが WdfDeviceAddDependentUsageDeviceObject を呼び出した後、WdfDeviceRemoveDependentUsageDeviceObject を呼び出して、別のデバイスに対するデバイスの依存関係を削除できます。