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WHEA が ECC メモリ上で PFA を実行する方法

Windows 7 以降、Windows ハードウェア エラー アーキテクチャ (WHEA) では、エラー修正コード (ECC) メモリの障害予測分析 (PFA) がサポートされています。

WHEA は、次の条件に該当する場合にのみ、ECC メモリ ページで PFA を実行します。

メモリ ページで ECC メモリ エラーが発生すると、WHEA は次の手順に従って ECC メモリ ページで PFA を実行します。

  1. WHEA が現在 ECC メモリ ページを監視していない場合、WHEA は監視データベースにページを追加し、新しいエントリのエラー数とティック数をクリアします。

    WHEA は、ティック数が MemPfaTimeout レジストリ値を超えると、ECC メモリ ページの監視を停止します。 この場合、WHEA は監視データベースからエントリを削除します。

  2. WHEA は、ECC メモリ ページのエラー数をインクリメントします。

  3. エラー数が MemPfaThreshold レジストリ値を超えた場合、WHEA は最初にシステム メモリ マネージャーを呼び出して ECC メモリ ページをオフラインにします。

    システム メモリ マネージャーが呼び出されると、ECC メモリ ページが実際にオフラインになる保証はありません。

次に、WHEA は、システム ストア上のブート構成データ (BCD) にメモリ ページを追加します。 これにより、次のシステムの再起動後にメモリ ページが使用されなくなります。

レジストリ値 DisableOffline が 0 以外の値に設定されている場合、WHEA は ECC メモリ ページなどのハードウェア コンポーネントをオフラインにしません。 さらに、レジストリ値 MemPersistOffline が 0 に設定されている場合も、WHEA は ECC メモリ ページを BCD ストアに追加しません。

WHEA の PFA レジストリ値について詳しくは、「WHEA ポリシーの設定」をご覧ください。

システム メモリ マネージャーについて詳しくは、Windows SDK ドキュメントの「メモリ管理」をご覧ください。