UEFI モードまたはレガシ BIOS モードでのブート

Windows PE (WinPE) または Windows セットアップにブートするときは、UEFI モードまたはレガシ BIOS モードを選択します。 Windows がインストールされた後で、ファームウェア モードに切り替える必要がある場合は MBR2GPT ツールを使用できます。

通常は、新しい方の UEFI モードを使用して Windows をインストールします。レガシ BIOS モードよりも多くのセキュリティ機能が含まれているためです。 BIOS しかサポートされないネットワークからブートする場合は、レガシ BIOS モードにブートする必要があります。

Windows がインストールされた後、デバイスはインストールと同じモードを使用して自動的にブートします。

UEFI または BIOS でブートするには:

  1. ファームウェア メニューを開きます。 次のいずれかの方法を使用できます。

    • PC をブートし、製造元のキーを押してメニューを開きます。 よく使用されるキー: Esc、Delete、F1、F2、F10、F11、F12。 タブレットの場合、よく使用されるボタンは音量のアップまたはダウンです (その他のキーとボタンについてはこちらをご覧ください)。 起動時にキーについて説明する画面が表示されることがよくあります。 表示されない場合、または画面の変化が速すぎてわからない場合は、製造元のサイトを確認してください。

    • あるいは、Windows が既にインストールされている場合は、サインオン画面または [スタート] メニューで、[電源] (Power button icon) をクリックして、Shift を押しながら、[再起動] を選択します。 [トラブルシューティング] > [詳細設定オプション] > [UEFI ファームウェアの設定] を選択します。

  2. ファームウェア メニューから、UEFI モードまたは BIOS モードにして、ドライブまたはネットワークでブートします。

    ブート デバイス メニューで、ファームウェア モードとデバイスを指定するコマンドを選択します。 たとえば、 [UEFI: USB Drive] または [BIOS: Network/LAN] を選択します。

    同じデバイスで個別のコマンドが表示される場合がります。 たとえば、[UEFI USB Drive][BIOS USB Drive] です。 各コマンドは同じデバイスとメディアを使用しますが、異なるファームウェア モードで PC がブートします。

    一部のデバイスでは 1 つのモード (UEFI または BIOS) しかサポートされません。 その他のデバイスでは、手動で UEFI セキュリティ機能を無効にすることで、BIOS モードでのブートのみが許可されます。 セキュリティ機能を無効にするには、[セキュリティ] > [セキュア ブート] に移動して、機能を無効にします。

    Note

    一部の古い PC (Windows 7 以前) では UEFI がサポートされますが、ユーザーがブート ファイルを参照する必要があります。 ファームウェア メニューから [ファイルからブートする] を探し、Windows PE または Windows セットアップ メディアの \EFI\BOOT\BOOTX64.EFI を参照します。

WinPE の UEFI モードと BIOS モード

WinPE が BIOS モードでブートされているか UEFI モードでブートされているかを検出する

レジストリに対してクエリを実行し、デバイスがどのモードかを判別します。 これはコマンド ラインから行うことができます。

reg query HKLM\System\CurrentControlSet\Control /v PEFirmwareType
リターン コード ファームウェア モード
0x1 BIOS
0x2 UEFI

スクリプトで使用します。

wpeutil UpdateBootInfo
for /f "tokens=2* delims=    " %%A in ('reg query HKLM\System\CurrentControlSet\Control /v PEFirmwareType') DO SET Firmware=%%B
:: Note: delims is a TAB followed by a space.
if %Firmware%==0x1 echo The PC is booted in BIOS mode.
if %Firmware%==0x2 echo The PC is booted in UEFI mode.

delims=" %%A の間にタブがあり、後にスペースが続いていることに注意してください。

毎回確実に正しいモードでブートする

PC を起動するたびに正しいファームウェア モードでブートできるようにするための方法をいくつか次に示します。

フォーマット済みのハード ドライブを使用して、ドライブを自動的にフォーマットしない方法を使用する

ドライブを確実に特定のモードでブートしたい場合、UEFI モードでは GPT ファイル形式、BIOS モードでは MBR ファイル形式で事前にフォーマットしたドライブを使用します。 インストールが開始したときに、PC が間違ったモードでブートすると、Windows のインストールは失敗します。 この問題を解決するには、正しいファームウェア モードで PC を再起動します。

UEFI または BIOS ブート ファイルを削除する

特定のモードのみで PC をブートする必要がある場合、Windows PE または Windows セットアップが UEFI または BIOS モードで起動するために使用するファイルを削除します。 ブートするモードに応じて、次のファイルを削除します。

UEFI モードのみでブートする

bootmgr ファイルを Windows PE または Windows Setup メディアのルートから削除します。 これによって、デバイスが BIOS モードで起動しなくなります。

BIOS モードのみでブートする

efi フォルダーを Windows PE または Windows Setup メディアのルートから削除します。 これによって、デバイスが UEFI モードで起動しなくなります。

WinPE:起動可能な USB ドライブの作成