展開イメージのサービスと管理 (DISM) を使用した .NET Framework 3.5 の展開

展開イメージのサービスと管理 (DISM) コマンドライン ツールを使用し、変更したイメージを作成して .NET Framework 3.5 を展開できます。

重要

複数の言語をサポートするイメージの場合は、言語パックを追加する前に .NET Framework 3.5 バイナリを追加する必要があります。 この順序により、.NET Framework 3.5 の言語リソースが参照イメージに正しくインストールされ、ユーザーとアプリケーションがリソースを使用できるようになります。

インターネットに接続している DISM の使用

必要条件

Windows Update にアクセスできるオンライン参照イメージの場合

  1. Windows 8 または Windows Server 2012 で、管理者ユーザー権限を使用してコマンド プロンプトを開きます ([管理者として実行する])。

  2. .NET Framework 3.5 機能のファイルを Windows Update からインストールするには、次のコマンドを使用します。

    DISM /Online /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3 /All 
    

    /All を使用すると、指定した機能のすべての親機能が有効になります。 DISM の引数について詳しくは、「DISM を使用した Windows 機能の有効化または無効化」をご覧ください。

  3. 次のように機能が有効になっているか確認します。

    • Windows デスクトップ エディション PC では、インストール後の .NET Framework 3.5 は、コントロール パネルの [Windows の機能の有効化または無効化] に有効として表示されます。
    • Windows システムの場合、機能のインストール状態はサーバー マネージャーで確認できます。

オフライン参照イメージの場合

  1. 次の DISM コマンド (イメージが c:\test\offline フォルダーにマウント、インストール メディアが D:\ ドライブ) を実行して .NET 3.5 をインストールします。

    DISM /Image:C:\test\offline /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3 /All /LimitAccess /Source:D:\sources\sxs
    
  • /All を使用すると、指定した機能のすべての親機能が有効になります。
  • /LimitAccess を使用すると、DISM は Windows Update/WSUS に接続しません。
  • /Source を使用して、機能を復元するために必要なファイルの場所を指定します。
  1. 次のコマンドを実行して、.NET Framework 3.5 (c:\test\offline にマウントされたオフライン イメージ) の状態を確認します。

    DISM /Image:c:\test\offline /Get-Features /Format:Table
    

    "Enable Pending" という状態は、インストールを完了するためにイメージをオンラインにする必要があることを示します。

インターネットに接続していない DISM の使用

DISM を使用すると、.NET Framework 3.5 を追加し、インストール メディアの \sources\SxS フォルダーへのアクセス権を、インターネットに接続していない Windows インストールに付与できます。

警告

.NET Framework 3.5 のインストール ソースとして Windows Update を利用しない場合は、対応する同一の Windows オペレーティング システム バージョンのソースを必ず使用してください。 同じバージョンの Windows に対応しないソース パスを使用すると、一致しないバージョンの .NET Framework 3.5 のインストールを防ぐことができなくなります。 これによって、システムがサポートされない状態になり、使用できなくなることがあります。

必要条件

  • インストール メディア
  • 管理者ユーザー権限。 現在のユーザーが Windows 機能を追加または削除するには、ローカルの Administrators グループのメンバーである必要があります。

手順

  1. 管理者ユーザー権限を使用してコマンド プロンプトを開きます ([管理者として実行する])。

  2. D: ドライブにあるインストール メディアから .NET Framework 3.5 をインストールするには、次のコマンドを使用します。

    DISM /Online /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3 /All /LimitAccess /Source:d:\sources\sxs
    
    • /All を使用すると、指定した機能のすべての親機能が有効になります。
    • /LimitAccess を使用すると、DISM は Windows Update/WSUS に接続しません。
    • /Source を使用して、機能を復元するために必要なファイルの場所を指定します。

    DISM の引数について詳しくは、「DISM を使用した Windows 機能の有効化または無効化」をご覧ください。

Microsoft .NET Framework 3.5 の展開に関する考慮事項