OEM Activation 3.0 システム

OEM Activation 3.0 (OA 3.0) システムを使用することにより、デバイス製造元 (OEM) は、Windows プロダクト キーの注文と受け取り、および Microsoft がホストする Web サービスまたは Microsoft Digital Operations Services (MDOS) を介したコンピューター ビルド レポートの作成とレポート プロセスを管理する内部在庫管理システムを開発できます。

このコンテンツでは、製造ラインで OA 3.0 ツールを実装および使用し、Microsoft が発行した 1 つの Windows プロダクト キーを 1 台のコンピューターに結合するハードウェア関連付けを作成することについて説明します。

OA 3.0 では、次の用語が使用されます。

用語 説明
コンピューター ビルド レポート OEM サイトで製造されたコンピューターごとに OEM が作成し、処理のために Microsoft に送信するレポートです。 このレポートには、ヘッダー データ、ハードウェア ハッシュ値、プロダクト キー ID、その他オプションの情報が含まれます。
ハードウェアの関連付け Microsoft 発行の 1 つの Windows プロダクト キーを 1 台のコンピューターに結合する、ハードウェアの一意の関連付けです。 OA 3.0 ツールでは、ハードウェア ハッシュとプロダクト キー値を使用してこの値が生成されます。
ハードウェア ハッシュ 特定のコンピューターのハードウェア コンポーネント情報を表す一意のハッシュ値です。 OEM は OA 3.0 ツールを使用してこの値を計算し、プロダクト キー ID に加えて、コンピュータービルド レポートで Microsoft に送信します。
OEM Activation 3.0 (OA 3.0) OEM がエンド ユーザーのアクティブ化と検証プロセスのために Windows 8、Windows 8.1、または Windows 10 コンピューターを準備する方法です。
プロダクト キー XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX という形式の 25 文字のプロダクト キーであり、Microsoft は、コンピューターで Windows の 1 つのコピーをアクティブ化するために提供しています。
プロダクト キー ID Microsoft が提供する一意のシリアル番号です。 この数値はプロダクト キーに関連付けられています。
Windows ライセンス認証および検証サービス (Windows AVS) Windows オペレーティング システムを検証し、エンド ユーザーが Out-Of-Box Experience (OOBE) プロセスを完了した後にアクティブ化プロセスを完了する Microsoft Web サービスです。

適用対象

この情報は、Windows 10、Windows 10 IoT Enterprise 以降のバージョンに適用されます。