ヒープ解析用の記録

Windows パフォーマンス レコーダー (WPR) を使用すると、システム上のすべてのプロセスのヒープ分析が可能になります。

デスクトップ アプリのヒープ トレースを有効にするには

(WPRUI.exe の使用)

  1. [その他のオプション] ドロップダウン メニューから、[ヒープの使用状況] プロファイルを選択 します。

  2. 管理者特権でのコマンド プロンプト ウィンドウから次のコマンドを実行してプロセスのレジストリ エントリを追加し、<process_name> をトレースするプロセスの名前に置き換えます。

    reg add "HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options\<process_name>" /v TracingFlags /t REG_DWORD /d 1 /f

(Wpr.exe の使用)

  1. IFEO レジストリ wpr.exe -HeapTracingConfig <process_name> enable を設定してヒープ追跡を有効にする

  2. トレース セッションを開始する: wpr.exe -start Heap [-filemode]

  3. シナリオをテストする。

  4. トレース セッション: wpr.exe -stop <file_name> を停止する

  5. ヒープ追跡を無効にする

Microsoft Store アプリのヒープ追跡を有効にするには

  1. [その他のオプション] ドロップダウン メニューから、[ヒープの使用状況] プロファイルを選択 します。

  2. プロセス (WWAHost.exe など) でホストされているパッケージ化されたアプリケーションを追跡する場合は、管理者特権でのコマンド プロンプト ウィンドウから次のコマンドを実行して、プロセスのレジストリ エントリを追加し、<process_name>, <package full name>、および <package-relative app ID> をアプリ情報に置き換えます。

    reg add "HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options\<process_name>\<package full name>!<package-relative app ID>" /v TracingFlags /t REG_DWORD /d 1 /f

    注意 この組み合わせ (パッケージのフルネーム + アプリ ID) は、アプリ ユーザー モデル ID (パッケージ ファミリ名 + アプリ ID) ではありません。 IFEO 処理ルーチンでは、フル ネームを使用して、1 つのパッケージ/アプリの異なるバージョンに異なる動作を適用できます。

WPR の一般的なシナリオ

イメージファイルの実行オプション