複数言語サポート用のサーバー回復 DVD の作成

適用対象: Windows Server 2016 Essentials、Windows Server 2012 R2 Essentials、Windows Server 2012 Essentials

ローカルで管理されるサーバーでの複数の言語サポート用のサーバー セットアップとサーバー回復 DVD の作成

Note

Windows Server Essentials 言語パックを install.wim に追加する前に、「チュートリアル: 多言語の Windows イメージの作成」の説明に従って多言語の Windows イメージを作成する必要があります。

セットアップには、Windows プレインストール環境 (Windows PE) と初期構成という 2 つのフェーズがあります。 既定では、初期構成には言語選択ページは表示されません。

  • OEM リモート管理インストールまたは OEM プレインストール シナリオでは、次のコマンドを使用してレジストリ キーを追加し、初期構成で言語選択ページを表示する必要があります。

    %systemroot%\system32\reg.exe add "HKLM\Software\microsoft\windows server\setup" /v ShowPreinstallPages /t REG_SZ /d true /f
    

    重要

    OEM は実験環境でイメージを作成する際、セットアップの Windows PE フェーズで言語として 英語 を選択する必要があります。

  • ROK (Reseller Option Kit) シナリオでは、顧客には DVD と場合によりハードウェアが納品されます。 顧客は、Windows PE セットアップ中に言語を選択できるため、初期構成中に言語選択ページは表示されません。

    複数の言語を含む 1 枚の 2 層 DVD の出荷を選択することができます。

    ここでは、言語サポートを Windows セットアップに追加する方法について説明します。 Windows PE 3.0 をカスタマイズするための主要なツールは、展開イメージのサービスと管理 (DISM) というコマンド ライン ツールです。 このソリューションでは、次のシナリオが可能になります。

  1. 多言語インストールの作成

  2. 配布可能なメディアの作成

前提条件

多言語サポートを Windows セットアップに追加するには、次のものが必要です。

  • カスタマイズした WinPE イメージの作成に必要なツールとソース ファイルのすべてを提供するテクニシャン コンピューター。 詳細については、「テクニシャン コンピューターの準備」を参照してください。

  • カスタマイズした WinPE イメージの作成に必要なツールとソース ファイルのすべてを提供するテクニシャン コンピューター。 詳細については、「テクニシャン コンピューターの準備」を参照してください。

  • A Windows Server Essentials DVD。

  • Windows Server Essentials Language Pack DVD。

多言語サポートを追加する

多言語サポートを Windows セットアップに追加するには、Install.wim を更新するため indows Server 2012 とWindows Server Essentials の言語パックを追加します。

Install.wim の更新

この手順では、Windows Server 2012 および Windows Server Essentials 言語パックをインストールしてinstall .wim. に追加します。

注意

必ず Windows Server 2012の言語パックをインストールしてください。 これで適切なブランド化を取得できます。 Windows Server 2012 複数言語ユーザー インターフェイス言語パックは、 Microsoft.comで入手できます。 Windows Server 2012 Essentials 用言語パックを install.wim に追加する前に、「チュートリアル: 多言語の Windows イメージの作成」の手順に従って多言語 Windows イメージを作成してください。

Windows Server 2012 Essentials 言語パックは、言語パック メディアの \Language Packs\<<CultureName>> で入手できます。

注意

Windows Server 2012 のリリース以前に使用できない言語パックもあります。

言語パックを Install.wim に追加するには
  1. 次のようにオペレーティング システムと製品の言語パックを install.wim に追加します (この例では、フランス語を使用します)。

    Dism /Mount-Wim /WimFile:C:\my_distribution\sources\install.wim /index:1 /MountDir:C:\InstallMount
    Mkdir c:\temp_Scratch
    Dism /Image:C:\InstallMount /ScratchDir:C:\temp_Scratch /Add-Package /PackagePath:<path_to_OS_language_packs>\fr-fr\lp.cab
    Dism /Image:C:\InstallMount /ScratchDir:C:\temp_Scratch /Add-Package /PackagePath:<OCD\Language Packs\FR-FR\lp.cab
    
    
  2. 複数言語のクライアント復元メディアの作成」で説明されている手順に従って、クライアント バックアップ復元用 USB フラッシュ ドライブの作成をサポートするための言語固有のファイルを追加します。

  3. 複数言語のクライアント復元メディアの作成」で説明されている手順に従って、クライアント バックアップ復元用 USB フラッシュ ドライブの作成をサポートするための言語固有のファイルを追加します。

  4. DISM /Gen-LangINI コマンドを使用して、追加の言語サポートを反映するようにルーズ メディア内の Lang.ini ファイルを再作成します。次に例を示します。

    Dism /image:C:\InstallMount /Gen-LangINI /distribution:C:\my_distribution
    
    
  5. DISM /unmount /commit コマンドを使用して、変更をイメージに保存し直します。次に例を示します。

    Dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\InstallMount /Commit
    

参照

イメージの作成とカスタマイズ追加のカスタマイズデプロイのイメージの準備カスタマー エクスペリエンスのテスト