Netsh interface portproxy コマンド
IPv4 および IPv6 のネットワークとアプリケーション間でプロキシとして機能させるために、netsh interface portproxy コマンドを使用します。 これらのコマンドを使用して、次の方式でプロキシ サービスを確立できます。
IPv4 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションのメッセージが、IPv4 で構成された他のコンピューターおよびアプリケーションに送信される。
IPv4 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションのメッセージが、IPv6 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションに送信される。
IPv6 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションのメッセージが、IPv4 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションに送信される。
IPv6 で構成されたコンピューターおよびアプリケーションのメッセージが、IPv6 で構成された他のコンピューターおよびアプリケーションに送信される。
これらのコマンドを使用してバッチ ファイルまたはスクリプトを作成する場合、各コマンドは netsh interface portproxy から開始される必要があります。 たとえば、delete v4tov6 コマンドを使用して、ポートプロキシ サーバー上でサーバーがリッスンする IPv4 アドレスの一覧から IPv4 ポートとアドレスを削除する場合、バッチ ファイルまたはスクリプトでは次の構文を使用する必要があります。
netsh interface portproxy delete v4tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[listenaddress=] {IPv4Address| HostName}] [[protocol=]tcp]
利用可能な netsh interface portproxy コマンドを次に示します。
add v4tov4
ポートプロキシ サーバーにより、特定のポートと IPv4 アドレスに送信されるメッセージがリッスンされ、 別個の TCP 接続を確立した後に受信したメッセージを送信するためのポートと IPv4 アドレスがマップされます。
構文
add v4tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv4Address | HostName}] [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName}] [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv4 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv4 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
add v4tov6
ポートプロキシ サーバーでは、特定のポートと IPv4 アドレスに送信されるメッセージをリッスンして、別個の TCP 接続が確立された後に受信したメッセージを送信するためのポートと IPv6 アドレスをマップします。
構文
add v4tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv6Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv4 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv6 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
add v6tov4
ポートプロキシ サーバーでは、特定のポートと IPv6 アドレスに送信されるメッセージをリッスンして、別個の TCP 接続が確立された後に受信したメッセージの送信先とするポートと IPv4 アドレスをマップします。
構文
add v6tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv4Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv6 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv4 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
add v6tov6
ポートプロキシ サーバーでは、特定のポートと IPv6 アドレスに送信されるメッセージをリッスンして、別個の TCP 接続が確立された後に受信したメッセージの送信先とするポートと IPv6 アドレスをマップします。
構文
add v6tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv6Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv6 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv6 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
delete v4tov4
ポートプロキシ サーバーでは、サーバーがリッスンする IPv4 ポートとアドレスの一覧から、IPv4 アドレスを削除します。
構文
delete v4tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | 削除する IPv4 ポートを指定します。 |
listenaddress | 削除する IPv4 アドレスを指定します。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
delete v4tov6
ポートプロキシ サーバーでは、サーバーがリッスンする IPv4 アドレスの一覧から、IPv4 ポートとアドレスを削除します。
構文
delete v4tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | 削除する IPv4 ポートを指定します。 |
listenaddress | 削除する IPv4 アドレスを指定します。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
delete v6tov4
ポートプロキシ サーバーでは、サーバーがリッスンする IPv6 アドレスの一覧から、IPv6 ポートとアドレスを削除します。
構文
delete v6tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | 削除する IPv6 ポートを指定します。 |
listenaddress | 削除する IPv6 アドレスを指定します。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
delete v6tov6
ポートプロキシ サーバーでは、サーバーがリッスンする IPv6 アドレスの一覧から、IPv6 アドレスを削除します。
構文
delete v6tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | 削除する IPv6 ポートを指定します。 |
listenaddress | 削除する IPv6 アドレスを指定します。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
reset-ipv4
IPv4 構成の状態をリセットします。
構文
netsh int ipv4 reset
reset-ipv6
IPv6 構成の状態をリセットします。
構文
netsh int ipv6 reset
set v4tov4
add v4tov4 コマンドを使用して作成されたポートプロキシ サーバー上での既存のエントリのパラメーター値を変更するか、またはポート/アドレスのペアをマップする新しいエントリを一覧に追加します。
構文
set v4tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv4Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv4 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv4 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
set v4tov6
add v4tov6 コマンドを使用して作成されたポートプロキシ サーバー上での既存のエントリのパラメーター値を変更するか、またはポート/アドレスのペアをマップする新しいエントリを一覧に追加します。
構文
set v4tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv6Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv4Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv4 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv6 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
set v6tov4
add v6tov4 コマンドを使用して作成されたポートプロキシ サーバー上での既存のエントリのパラメーター値を変更するか、またはポート/アドレスのペアをマップする新しいエントリを一覧に追加します。
構文
set v6tov4 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv4Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv6 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv4 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv4 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
set v6tov6
add v6tov6 コマンドを使用して作成されたポートプロキシ サーバー上での既存のエントリのパラメーター値を変更するか、またはポート/アドレスのペアをマップする新しいエントリを一覧に追加します。
構文
set v6tov6 listenport= {Integer | ServiceName} [[connectaddress=] {IPv6Address | HostName} [[connectport=] {Integer | ServiceName}] [[listenaddress=] {IPv6Address | HostName} [[protocol=]tcp]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
listenport | ポート番号またはサービス名によって、リッスンする IPv6 ポートを指定します。 |
connectaddress | 接続先の IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスが指定されない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
connectport | ポート番号またはサービス名によって、接続する IPv6 ポートを指定します。 connectport が指定されない場合、既定値はローカル コンピューター上の listenport の値です。 |
listenaddress | リッスンする IPv6 アドレスを指定します。 使用可能な値は、IP アドレス、コンピューターの NetBIOS 名、またはコンピューターの DNS 名です。 アドレスを指定しない場合、既定値はローカル コンピューターです。 |
protocol | 使用するプロトコルを指定します。 |
すべての表示
v4tov4、v4tov6、v6tov4、および v6tov6 のポート/アドレスのペアを含め、すべてのポートプロキシ パラメータ―を表示します。
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