ADSI インターフェイス

Active Directory サービス インターフェイス (ADSI) では、次のカテゴリに従って分類できる豊富なインターフェイスセットがサポートされています。

  • コア。 これらのインターフェイスは、ADSI オブジェクトの基本的なオブジェクト管理機能を提供します。 コア関数には、ディレクトリ ストアへのエントリ ポイントの提供、プロパティ キャッシュへのプロパティの読み込み、基になるディレクトリへの変更のコミットなどがあります。
  • スキーマ。 これらのインターフェイスは、ディレクトリ スキーマを管理および拡張するためのメソッドを提供します。
  • プロパティ キャッシュ。 これらのインターフェイスは、プロパティ キャッシュ内のプロパティを操作するためのメソッドを定義します。
  • 永続的オブジェクト。 これらのインターフェイスは、基になるディレクトリ サービスの名前空間内の永続的なデータを操作します。 ADSI オブジェクトは、ユーザー アカウント、ファイル共有、組織階層、印刷キュー内のジョブ 一覧など、永続的なデータへのアクセスを提供するために、これらの種類のインターフェイスを実装します。
  • 動的オブジェクト。 これらのインターフェイスは、ディレクトリ サービス内の動的データと連携します。 基になるディレクトリ サービスで表されていないディレクトリ オブジェクトは、このようなインターフェイスを実装します。 動的データの例には、ネットワーク経由で発行されるコマンドが含まれます。
  • セキュリティ。 これらのインターフェイスを使用すると、ADSI クライアントはサーバーへの資格情報を確立し、アクセス制御リストやセキュリティ記述子など、ディレクトリ サービスがサポートするセキュリティ機能を使用できます。
  • 非自動化。 これらのインターフェイスを使用すると、ディレクトリ サービス オブジェクトを管理および検索するためのメソッドへの Vtable アクセスを提供することで、Automation 以外のクライアント (C/C++ アプリケーションなど) がディレクトリ オブジェクトへの低オーバーヘッド アクセスを可能にします。
  • [拡張子]。 これらのインターフェイスを使用すると、ADSI クライアントは既存の ADSI クラスの機能を拡張して、ディレクトリ サービスにカスタマイズされたソリューションを提供できます。
  • ユーティリティ。 これらのインターフェイスは、ADSI オブジェクトを管理するための高度なヘルパー関数を提供します。
  • データ型。 これらのインターフェイスは、ADSI データ型にアクセスするメソッドを提供します。