カーネル トランザクション マネージャー

目的

カーネル トランザクション マネージャー (KTM) を使用すると、トランザクションを使用するアプリケーションを開発できます。 トランザクション エンジン自体はカーネル内にありますが、トランザクションは、カーネル またはユーザー モード のトランザクション用に開発でき、単一のホスト内または分散ホスト間で開発できます。

KTM は、トランザクション NTFS (TxF) とトランザクション レジストリ (TxR) を実装するために使用されます。 TxF を使用すると、NTFS ファイル システム内でトランザクションされたファイル システム操作を実行できます。 TxR を使用すると、トランザクションレジストリ操作を実行できます。 KTM を使用すると、クライアント アプリケーションはトランザクションを使用してファイル システムとレジストリの操作を調整できます。

TxF または TxR 以外のリソースとトランザクションを調整するアプリケーションを開発するには、まず、リソース マネージャーとも呼ばれる Win32 トランザクション対応サービスを開発する必要があります。

マネージド アプリケーションと COM+ アプリケーションでは、ネイティブ トランザクション マネージャーを使用する必要があります。

該当する場合

KTM は、Windows Vista または Windows Server 2008 でホストされているアプリケーションとリソース マネージャーで使用できます。

対象となる開発者

KTM API は、C および C++ プログラマが使用するように設計されています。

実行時の要件

KTM は Windows Vista 以降でサポートされています。

このセクションの内容

トピック 説明
バージョン情報
トランザクションと KTM によって提供される機能に関する一般的な情報。
参照
KTM の関数、データ構造、列挙体、およびその他のプログラミング要素に関するドキュメント。

共通ログ ファイル システム

トランザクション NTFS (TxF)

分散トランザクション コーディネーター