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Installation-On-Demand

従来のインストール テクノロジでは、アプリケーションを終了し、セットアップを再実行してインストール タスクを実行する必要があります。 これは一般的に、セットアップの初回実行時に選択されていない機能または製品をユーザーが希望した場合に発生していました。 これによって、製品を使用する前に必要な機能を予測することがユーザーに求められ、製品構成のプロセスが非効率になることがよくありました。

オンデマンド インストールにより、ファイル自体がない場合でもユーザーやアプリケーションに機能を提供することが可能になります。 この概念はアドバタイズと呼ばれています。 Windows インストーラーはアドバタイズ機能を備えており、アプリケーション機能または製品全体のオンデマンド インストールを可能にしています。 アドバタイズされた機能または製品をユーザーまたはアプリケーションがアクティブ化すると、インストーラーは必要なコンポーネントのインストールに進みます。 これにより、作業を終了してセットアップの手順をやり直さなくても追加の機能にアクセスできるため、構成プロセスが短縮されます。

製品でインストーラーを使用する場合、ユーザーはセットアップ時に、どの機能またはアプリケーションをインストールおよびアドバタイズするかを選択できます。 その後、アプリケーションの実行中に、まだインストールされていないアドバタイズ済みの機能をユーザーが要求した場合、アプリケーションはインストーラーを呼び出して必要なファイルを Just-In-Time かつ機能レベルでインストールします。 まだインストールされていないアドバタイズ済みの製品をユーザーがアクティブ化した場合、オペレーティング システムはインストーラーを呼び出して、Just-In-Time で製品レベルのインストールを実行します。

アドバタイズとインストール オンデマンドを使用して、管理者はさまざまなユーザー グループに対してアプリケーションを必須またはオプションとして指定し、システム管理を容易にすることができます。 "割り当て" と "公開" と呼ばれる 2 種類のアドバタイズがあります。管理者がアプリケーションをグループに割り当てる場合、これらのユーザーはオンデマンドでアプリケーションをインストールできます。 一方、管理者がアプリケーションをグループに公開する場合、これらのユーザーにはエントリ ポイントが認識されず、インストール オンデマンドは、別のアプリケーションが公開済みのアプリケーションをアクティブ化した場合にのみアクティブ化されます。