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MsiTransformView

この一時テーブルを使用すると、パッチによって追加または更新されたカスタム アクションに対して、カスタム アクションパッチ アンインストール オプションを利用できます。

msidbCustomActionTypePatchUninstall 属性を持つカスタム アクションがパッチによって追加または更新された場合、Windows インストーラーは新しいまたは更新されたカスタム アクションをパッチがアンインストールされた際に実行します。 Windows インストーラーにより、アンインストールされるパッチ内の更新プログラムをアンインストール カスタム アクションのパッチに利用できるようになります。 この情報を Windows インストーラーに提供するには、このパッチに MsiTransformView*<PatchGUID>* テーブルを含める必要があります。 このテーブルにある情報は任意の即時カスタム アクションで利用でき、遅延カスタム アクションでは利用できません。

Windows インストーラー 4.0 以前: サポート対象外。 カスタム アクションパッチ アンインストール オプションは Windows インストーラー 4.5 以降で利用できます。

このテーブルには MsiTransformView*<PatchGUID>* テーブルという名前を付ける必要があります。<PatchGUID> はパッチを一意に識別する GUID です。 MsiTransformView*<PatchGUID>* テーブルには、次の列があります。

Column 種類 キー Nullable
テーブル Identifier Y N
テキスト Y N
テキスト Y Y
Data テキスト N Y
Current テキスト N Y

 

Table

変更されたデータベース テーブルの名前。

Column

変更されたテーブル列または INSERT、DELETE、CREATE、または DROP の名前。

Row

主キー値のタブ区切りリスト。 Null の主キー値はスペース 1 文字で表されます。 この列の Null 値はスキーマの変更を示します。

Data

データ、データ ストリームの名前、または列の定義。

Current

参照データベースからの現在の値、または数値の列。

解説

パッチ アンインストール カスタム アクションはパッチがアンインストールされた際に実行されます。 製品をアンインストールしても実行されません。 カスタム アクションパッチ アンインストール オプションとこのテーブルを使用して、パッチがアンインストールされている際にのみカスタムを実行します。

パッチは元のパッケージ (.msi ファイル) で指定されたカスタム アクションを更新できます。パッチがアンインストールされた際にカスタム アクションの最新バージョンを実行するには、カスタム アクションを元のパッケージにある msidbCustomActionTypePatchUninstall 属性でマークします。