Winlogon 通知パッケージの作成
Winlogon 通知パッケージは、 Winlogon イベントを処理する関数をエクスポートする DLL です。 たとえば、ユーザーがシステムにログオンすると、Winlogon は各通知パッケージのログオン イベント ハンドラー関数を呼び出して、イベントに関する情報を提供します。
通知パッケージに実装されているイベント ハンドラー関数の名前は、開発者に任されています。Winlogon はレジストリをチェックして、イベント ハンドラー関数の名前を取得します。 たとえば、ある通知パッケージではログオン イベント ハンドラー関数 WLEventLogon
が実装されるのに対し、別の通知パッケージでは を使用 HandleLogonEvent
する場合があります。
Winlogon イベントごとにイベント ハンドラーを実装して登録する必要はありません。これは、アプリケーションに役立つイベントに対してのみ行われます。 各イベント ハンドラー関数は、「イベント ハンドラー関数プロトタイプ」で説明されている 関数プロトタイプを使用する必要があります。 このプロトタイプには、イベントに関する詳細を含む WLX_NOTIFICATION_INFO 構造体という 1 つのパラメーターがあります。
Winlogon は、イベント ハンドラー関数の出力を無視します。 イベントを処理するために Winlogon との対話が必要な場合は、 Winlogon サポート関数を使用します。
Winlogon 通知パッケージを使用するには、DLL を %SystemRoot%\system32 フォルダーにコピーし、通知パッケージのレジストリ更新を行う必要があります。 レジストリ更新プログラムの詳細については、「 Winlogon 通知パッケージの登録」を参照してください。