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コールバック コンテキストの初期化と終了

既定のキュー コールバック ルーチンを使用するには、ファイル キューのコミット時にコールバック ルーチンとして指定するか、カスタム コールバック ルーチンから呼び出して、初期化する必要があります。

SetupInitDefaultQueueCallback 関数は、既定のキュー コールバック ルーチンで使用されるコンテキスト構造を構築します。 その構造体への void ポインターを返します。 この構造体は、既定のコールバック ルーチンの操作に不可欠であり、コールバック ルーチンに渡す必要があります。 そのためには、 SetupCommitFileQueue の呼び出しで void ポインターをコンテキストとして指定するか、カスタム コールバック ルーチンから SetupDefaultQueueCallback を呼び出すときに void ポインターをコンテキスト パラメーターとして指定します。 このコンテキスト構造は、セットアップ アプリケーションによって変更または参照することはできません。

SetupInitDefaultQueueCallbackEx 関数は、既定のキュー コールバック ルーチンのコンテキストも初期化しますが、キューが通知を送信するたびに呼び出し元指定の進行状況メッセージを受信する 2 番目のウィンドウを指定します。 これにより、既定のディスク プロンプトダイアログ ボックスとエラー ダイアログ ボックスを使用したり、インストール ウィザードのページなど、2 番目のウィンドウに進行状況バーを埋め込んだりすることもできます。

SetupInitDefaultQueueCallback または SetupInitDefaultQueueCallbackEx を使用して既定のキュー コールバック ルーチンで使用されるコンテキストを初期化したかどうかにかかわらず、キュー操作の処理が完了したら、SetupTermDefaultQueueCallback を呼び出して、コンテキスト構造の初期化に割り当てられたリソースを解放します。