LINE_PROXYREQUEST メッセージ
TAPI LINE_PROXYREQUEST メッセージは、登録済みのプロキシ関数ハンドラーに要求を配信します。
パラメーター
-
hDevice
-
エージェントの状態が変更された回線デバイスに対するアプリケーションのハンドル。
-
dwCallbackInstance
-
呼び出しの行を開くときに指定されたコールバック インスタンス。
-
dwParam1
-
プロキシ ハンドラー アプリケーションによって処理される要求を含む LINEPROXYREQUEST 構造体へのポインター。
-
dwParam2
-
予約済み。
-
dwParam3
-
予約済み。
戻り値
戻り値はありません。
解説
LINE_PROXYREQUEST メッセージは、配信される型のプロキシ要求を処理するために登録された最初のアプリケーションにのみ送信されます。
アプリケーションは、プロキシ バッファーに含まれる要求を処理し、 lineProxyResponse を呼び出してデータを返すか、結果を配信する必要があります。 要求の処理は、アプリケーションの TAPI コールバック関数のコンテキスト内で、他のエンティティからの応答を待たずに、すぐに実行できる場合にのみ実行する必要があります。 アプリケーションが他のエンティティ (PBX ベースの ACD を処理するサービス プロバイダー、またはブロックされる可能性がある他のシステム サービスなど) と通信する必要がある場合は、アプリケーション内で要求をキューに入れ、コールバック関数が終了して、アプリケーションによる TAPI メッセージの受信がさらに遅れないようにする必要があります。
LINE_PROXYREQUESTがプロキシ ハンドラーに配信されると、TAPI は既に元のアプリケーションに正の dwRequestID 関数の結果を返し、呼び出し元のスレッドのブロックを解除して実行を続行しています。 アプリケーションは 、LINE_REPLY メッセージを待機しています。これは、プロキシ ハンドラー アプリケーションが lineProxyResponse を呼び出したときに自動的に生成されます。
アプリケーションは、 lpProxyRequest が指すメモリを解放しません。 TAPI は、 lineProxyResponse の実行中にメモリを解放します。 アプリケーションは、LINE_PROXYREQUESTメッセージごとに lineProxyResponse を 1 回だけ呼び出すことができます。
保留中のプロキシ要求がある間にアプリケーションが LINE_CLOSE メッセージを受信した場合は、保留中の要求ごとに lineProxyResponse を呼び出し、適切な dwResult 値 (LINEERR_OPERATIONFAILED など) を渡す必要があります。
要件
| 要件 | 値 |
|---|---|
| TAPI バージョン |
TAPI 2.0 以降が必要です |
| ヘッダー |
|