リモート デスクトップ セッション

ユーザーがリモート デスクトップ サービスが有効なコンピューターにログオンすると、ユーザーのセッションが開始されます。 各セッションは、一意のセッション ID によって識別されます。 リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアントへの各ログオンは個別のセッション ID を受け取るため、ユーザー エクスペリエンスは複数のコンピューターに同時にログオンするのと似ています。たとえば、オフィス コンピューターやホーム コンピューターなどです。

各リモート デスクトップ セッションは、対話型ウィンドウ ステーションに関連付けられます。 対話型ウィンドウ ステーションでサポートされているウィンドウ ステーション名は"WinSta0" のみです。そのため、各セッションは独自の "WinSta0" ウィンドウ ステーションに関連付けられます。 各ウィンドウ ステーションには、Winlogon デスクトップ、スクリーン セーバー デスクトップ、対話型デスクトップの 3 つの標準デスクトップがあります。

セッションの対話型ウィンドウ ステーションに関連付けられているユーザーは、 対話型ユーザーと呼ばれます。 リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアントには、リモート デスクトップ サービス コンソールの対話型ユーザーに加えて、複数の対話型ユーザーが存在する場合があります。 コンソールに現在アタッチされているセッションの識別子を取得するには、 WTSGetActiveConsoleSessionId 関数を 使用します。

ユーザーがリモート デスクトップ接続 (RDC) クライアントからログオフすると、クライアントがリモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバー (旧称ターミナル サーバー) 上にあるセッションが削除され、そのセッションに関連付けられているウィンドウ ステーションとデスクトップが削除されます。 ただし、リモート デスクトップ サービス コンソール セッションは削除されないため、コンソール セッションに関連付けられているウィンドウ ステーションは削除されません。 これは、アプリケーションが対話型ユーザーのセキュリティ コンテキスト ("RunAs 対話型ユーザー" オブジェクトアクティブ化モードとも呼ばれます) で実行するように構成されている場合のリモート デスクトップ サービス環境での動作に影響します。

指定したセッションでローカル サーバー プロセスを開始する方法の詳細については、「 セッション モニカーを使用したセッション間アクティブ化 」および「 セッション モニカーの使用」を参照してください。 セキュリティ コンテキストの詳細については、「 クライアントのセキュリティ コンテキスト」を参照してください。

子セッション