次の方法で共有


ProbeMatches メッセージ

ProbeMatches メッセージは、クライアントの Probe メッセージに応答してサービスによって送信されるWS-Discovery メッセージです。 ProbeMatches メッセージの詳細については、 WS-Discovery 仕様のセクション 5.3 を参照してください。

ProbeMatches メッセージは、クライアントの Probe メッセージが送信されたポートに UDP ユニキャストによって送信されます。 ProbeMatches は、Probe メッセージから 4 秒以内に送信する必要があります。それ以外の場合、Windows ファイアウォールによってパケットが破棄される可能性があります。

ProbeMatches メッセージに XAddrs が含まれていない場合、クライアントは UDP マルチキャストによって 解決 メッセージをポート 3702 に送信できます。 クライアントは、HTTP メッセージ (メタデータ交換の 取得 要求やサービス メッセージなど) が送信されるときにのみ Resolve メッセージを送信します。

Probe メッセージを送信するすべての DPWS アプリケーションは、ProbeMatches メッセージを受信します。

注意

このトピックでは、WSDAPI クライアントとホストによって生成される DPWS メッセージのサンプルを示します。 WSDAPI は、このサンプルに準拠していない他の DPWS 準拠メッセージを解析して受け入れます。 DPWS の相互運用性を確認するには、このサンプルを使用しないでください。代わりに WSDAPI 基本相互運用性ツール (WSDBIT) を使用してください。

 

次の SOAP メッセージは、ProbeMatches メッセージのサンプルを示しています。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<soap:Envelope
    xmlns:soap="https://www.w3.org/2003/05/soap-envelope"
    xmlns:wsa="https://schemas.xmlsoap.org/ws/2004/08/addressing"
    xmlns:wsd="https://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/04/discovery"
    xmlns:wsdp="https://schemas.xmlsoap.org/ws/2006/02/devprof">
<soap:Header>
    <wsa:To>
        https://schemas.xmlsoap.org/ws/2004/08/addressing/role/anonymous
    </wsa:To>
    <wsa:Action>
        https://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/04/discovery/ProbeMatches
    </wsa:Action>
    <wsa:MessageID>
        urn:uuid:967d0036-fe69-40ad-8191-dd1fc8ef64ab
    </wsa:MessageID>
    <wsa:RelatesTo>
        urn:uuid:29cf10da-5c41-4d55-b184-5ee15e38ce23
    </wsa:RelatesTo>
    <wsd:AppSequence InstanceId="1"
        SequenceId="urn:uuid:369a7d7b-5f87-48a4-aa9a-189edf2a8772"
        MessageNumber="9">
    </wsd:AppSequence>
</soap:Header>
<soap:Body>
    <wsd:ProbeMatches>
        <wsd:ProbeMatch>
            <wsa:EndpointReference>
                <wsa:Address>
                    urn:uuid:37f86d35-e6ac-4241-964f-1d9ae46fb366
                </wsa:Address>
            </wsa:EndpointReference>
            <wsd:Types>wsdp:Device</wsd:Types>
            <wsd:XAddrs>
                https://192.168.0.2:5357/37f86d35-e6ac-4241-964f-1d9ae46fb366
            </wsd:XAddrs>
            <wsd:MetadataVersion>2</wsd:MetadataVersion>
        </wsd:ProbeMatch>
    </wsd:ProbeMatches>
</soap:Body>
</soap:Envelope>

ProbeMatches メッセージには、次のフォーカス ポイントがあります。

フォーカス ポイント XML 説明
ProbeMatches
<wsa:Action>
    https://schemas.xmlsoap.org/ws/2005/04/discovery/ProbeMatches
</wsa:Action>
ProbeMatches SOAP アクションは、メッセージを ProbeMatches メッセージとして識別します。
RelatesTo
<wsa:RelatesTo>
    urn:uuid:29cf10da-5c41-4d55-b184-5ee15e38ce23
</wsa:RelatesTo>
サービスが応答しているメッセージの識別子。 このヘッダーは、 Probe メッセージの MessageId と一致します。
AppSequence
<wsd:AppSequence InstanceId="1"
    SequenceId="urn:uuid:369a7d7b-5f87-48a4-aa9a-189edf2a8772"
    MessageNumber="9">
</wsd:AppSequence>
アプリケーションシーケンス情報が含まれており、メッセージが順に並んで受信された場合でもメッセージのシーケンスを維持するのに役立ちます。 AppSequence は、「 AppSequence 検証規則」の説明に従って検証されます。
Address
<wsa:Address>
    urn:uuid:37f86d35-e6ac-4241-964f-1d9ae46fb366
</wsa:Address>
エンドポイント アドレスを格納します。 このアドレス指定は、 Resolve メッセージで参照できます。
XAddrs
<wsd:XAddrs>
    https://192.168.0.2:5357/37f86d35-e6ac-4241-964f-1d9ae46fb366
</wsd:XAddrs>
XAddrs は、クライアントとサービス間の通信に使用できるトランスポート アドレスです。 Addrs は、「 XAddr 検証規則」の説明に従って検証されます。

 

Exchange メッセージの検出とメタデータ

プローブ メッセージ