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ADsPropGetInitInfo 関数 (adsprop.h)

ADsPropGetInitInfo 関数は、Active Directory Domain Services プロパティ シート拡張機能が適用されるディレクトリ オブジェクト データを取得するために使用されます。

構文

BOOL ADsPropGetInitInfo(
  [in]  HWND               hNotifyObj,
  [out] PADSPROPINITPARAMS pInitParams
);

パラメーター

[in] hNotifyObj

通知オブジェクトのハンドル。 このハンドルを取得するには、 ADsPropCreateNotifyObj を呼び出します。

[out] pInitParams

ディレクトリ オブジェクト データを受け取る ADSPROPINITPARAMS 構造体へのポインター。 この構造体の dwSize メンバーは、この関数を呼び出す前に入力する必要があります。

戻り値

成功した場合は 0 以外、それ以外の場合は 0 を返します。

注釈

pwzCN メンバーと pWritableAttrs メンバーのメモリは、ADsPropGetInitInfo 関数によって割り当てられます。 このメモリは、すべてのプロパティ シート オブジェクトが破棄された後、システムによって解放されます。 pDsObj 内のインターフェイス ポインターの参照カウントは、ADsPropGetInitInfo を呼び出すことによってインクリメントされないため、インターフェイスを呼び出し元が解放することはできません。

複数選択プロパティ シートの場合、システムは DSOBJECT 配列の最初のオブジェクトにのみバインドされます。 このため、 ADsPropGetInitInfo は、配列内の最初のオブジェクトの IDirectoryObject 属性と書き込み可能な属性のみを提供します。 配列内の他のオブジェクトはバインドされません。

次のコード例は、 ADsPropGetInitInfo 関数の使用方法を示しています。

HRESULT GetADsPageInfo(HWND hwndNotifyObject, ADSPROPINITPARAMS *pip)
{
    if((NULL == pip) || (!IsWindow(hwndNotifyObject)))
    {
        return E_INVALIDARG;
    }

    ADSPROPINITPARAMS   InitParams;
    
    InitParams.dwSize = sizeof(ADSPROPINITPARAMS);
    if(ADsPropGetInitInfo(hwndNotifyObject, &InitParams))
    {
        *pip = InitParams;
    
        return InitParams.hr;
    }
    
    return E_FAIL;
}

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー adsprop.h
Library Dsprop.lib
[DLL] Dsprop.dll

こちらもご覧ください

ADSPROPINITPARAMS

ADsPropCreateNotifyObj