次の方法で共有


SymSetHomeDirectory 関数 (dbghelp.h)

Dbghelp によって使用されるホーム ディレクトリを設定します。

構文

PCHAR IMAGEAPI SymSetHomeDirectory(
  [in]           HANDLE hProcess,
  [in, optional] PCSTR  dir
);

パラメーター

[in] hProcess

プロセスへのハンドル。 このハンドルは、 SymInitialize 関数に以前に渡されている必要があります。

[in, optional] dir

ホーム ディレクトリ。 このディレクトリは書き込み可能である必要があります。それ以外の場合、ホーム ディレクトリは CSIDL_COMMON_APPDATA で指定された共通アプリケーション ディレクトリです。 このパラメーターが NULL の場合、関数は既定のディレクトリを使用します。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は dir パラメーターへのポインターです。

関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError を呼び出します。

注釈

既定のホーム ディレクトリは、Dbghelp.dll が存在するディレクトリです。 Dbghelp は、既定のダウンストリーム ストア ディレクトリ (ホーム ディレクトリの sym サブディレクトリ) など、他のディレクトリの基礎としてこのディレクトリを使用します。

既定のシンボル ストアとソース サーバー キャッシュの場所に使用されるホーム ディレクトリは、DBGHELP_HOMEDIR環境変数に格納されます。

この関数など、すべての DbgHelp 関数はシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。

この関数の Unicode バージョンを呼び出すには、DBGHELP_TRANSLATE_TCHARを定義します。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dbghelp.h
Library Dbghelp.lib
[DLL] Dbghelp.dll
再頒布可能パッケージ DbgHelp.dll 6.1 以降

こちらもご覧ください

DbgHelp 関数

SymGetHomeDirectory