IAudioOutputSelector インターフェイス (devicetopology.h)

IAudioOutputSelector インターフェイスは、ハードウェアデマルチプレクサー コントロール (出力セレクター) へのアクセスを提供します。 クライアントは、パラメーター refiid が REFIID IID_IAudioOutputSelectorに設定された IPart::Activate メソッドを呼び出して、サブユニットの IAudioOutputSelector インターフェイスへの参照を取得します。 IPart::Activate の呼び出しは、サブユニットが IAudioOutputSelector インターフェイスをサポートしている場合にのみ成功します。 このインターフェイスをサポートするのは、ハードウェア出力セレクターを表すサブユニット オブジェクトのみです。

出力セレクターの各出力は、出力への直接リンクを持つパーツ (デバイス トポロジのコネクタまたはサブユニット) のローカル ID によって識別されます。 ローカル ID は、デバイス トポロジ内のすべてのパーツ間でパーツを一意に識別する数値です。

ほとんどの Windows オーディオ アダプター ドライバーは、Windows ドライバー モデル (WDM) をサポートし、カーネル ストリーミング (KS) プロパティを使用して、サブユニット (KS ノードと呼ばれる) のハードウェア制御パラメーターを表します。 IAudioOutputSelector インターフェイスを使用すると、サブタイプ GUID 値が KSNODETYPE_DEMUX であるサブユニットの KSPROPERTY_AUDIO_DEMUX_DEST プロパティに簡単にアクセスできます。 サブユニットのサブタイプ GUID を取得するには、 IPart::GetSubType メソッドを呼び出します。 KS プロパティと KS ノードの種類の詳細については、Windows DDK のドキュメントを参照してください。

継承

IAudioOutputSelector インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IAudioOutputSelector には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IAudioOutputSelector インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

IAudioOutputSelector::GetSelection GetSelection メソッドは、現在選択されているセレクター出力に接続されている部分のローカル ID を取得します。
IAudioOutputSelector::SetSelection SetSelection メソッドは、出力セレクターの出力のいずれかを選択します。

要件

要件	値
サポートされている最小のクライアント	Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー	Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム	Windows
ヘッダー	devicetopology.h

こちらもご覧ください

コア オーディオ インターフェイス

DeviceTopology API

IPart::Activate