UpdateDebugInfoFileEx 関数 (imagehlp.h)

指定した拡張情報を使用して、シンボル ファイル内の対応するフィールドを更新します。

メモ この関数は、.pdb ファイルではなく.dbg ファイルで動作します。
 

構文

BOOL IMAGEAPI UpdateDebugInfoFileEx(
  [in]  PCSTR               ImageFileName,
  [in]  PCSTR               SymbolPath,
  [out] PSTR                DebugFilePath,
  [in]  PIMAGE_NT_HEADERS32 NtHeaders,
  [in]  DWORD               OldCheckSum
);

パラメーター

[in] ImageFileName

シンボル ファイルに関して古くなったイメージの名前。

[in] SymbolPath

シンボル ファイルを検索するパス。

[out] DebugFilePath

更新されたシンボル ファイルの名前を受け取るバッファーへのポインター。

[in] NtHeaders

新しいヘッダー情報を指定する IMAGE_NT_HEADERS 構造体へのポインター。

[in] OldCheckSum

元のチェックサム値。 この値がマップされたイメージに存在するチェックサムと一致しない場合、シンボル ファイルのフラグにはIMAGE_SEPARATE_DEBUG_MISMATCHが含まれており、最後のエラー値は ERROR_INVALID_DATA に設定されます。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります

関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります

注釈

UpdateDebugInfoFileEx 関数は、IMAGE_NT_HEADERS構造体に格納されている情報を取得し、シンボル ファイル内の対応するフィールドを更新します。 イメージ ファイルが変更されるたびに、この関数を呼び出して数値を同期する必要があります。具体的には、イメージ チェックサムが変更されるたびに、シンボル ファイルを一致するように更新する必要があります。

ImageHlp 関数 (この関数など) はすべてシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー imagehlp.h
Library Imagehlp.lib
[DLL] Imagehlp.dll

こちらもご覧ください

IMAGE_NT_HEADERS

ImageHlp 関数