CreateTransactionManager 関数 (ktmw32.h)

新しいトランザクション マネージャー (TM) オブジェクトを作成し、指定したアクセス権を持つハンドルを返します。

構文

HANDLE CreateTransactionManager(
  [in, optional] LPSECURITY_ATTRIBUTES lpTransactionAttributes,
  [in, optional] LPWSTR                LogFileName,
  [in, optional] ULONG                 CreateOptions,
  [in, optional] ULONG                 CommitStrength
);

パラメーター

[in, optional] lpTransactionAttributes

TM オブジェクト のトランザクション SECURITY_ATTRIBUTES (ACL)。

[in, optional] LogFileName

ログ ファイル ストリーム名。 ログにストリームが存在しない場合は、作成されます。 揮発性 TM を作成するには、このパラメーターを NULL に し、 CreateOptions で TRANSACTION_MANAGER_VOLATILEを指定する必要があります。このトランザクション マネージャーは揮発性と見なされます。

[in, optional] CreateOptions

新しい TM の任意の属性。

意味
TRANSACTION_MANAGER_VOLATILE
TM が揮発性であり、回復を実行しないことを示します。

[in, optional] CommitStrength

予約;0 を指定します。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値はトランザクション マネージャーへのハンドルです。

失敗した場合の戻り値は、INVALID_HANDLE_VALUE です。 エラーの詳細情報を得るには、GetLastError 関数を呼び出します。

次の一覧は、考えられるエラー コードを示しています。

注釈

この関数を呼び出した直後に RecoverTransactionManager を呼び出す必要があります。

トランザクション マネージャーが揮発性の場合は、すべてのリソース マネージャーも揮発性である必要があります。

TM が正しく機能するためには、TM の作成後に RecoverTransactionManager を呼び出す必要があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ktmw32.h
Library Ktmw32.lib
[DLL] Ktmw32.dll

こちらもご覧ください

カーネル トランザクション マネージャー関数

OpenTransactionManager

RecoverTransactionManager

SECURITY_ATTRIBUTES