LSA_AP_INITIALIZE_PACKAGE コールバック関数 (ntsecpkg.h)

システムの初期化中に ローカル セキュリティ機関 (LSA) によって 1 回呼び出され、認証パッケージ自体を初期化する機会が提供されます。

構文

LSA_AP_INITIALIZE_PACKAGE LsaApInitializePackage;

NTSTATUS LsaApInitializePackage(
  [in]           ULONG AuthenticationPackageId,
  [in]           PLSA_DISPATCH_TABLE LsaDispatchTable,
  [in, optional] PLSA_STRING Database,
  [in, optional] PLSA_STRING Confidentiality,
  [out]          PLSA_STRING *AuthenticationPackageName
)
{...}

パラメーター

[in] AuthenticationPackageId

LSA が認証パッケージに割り当てた識別子。

[in] LsaDispatchTable

認証パッケージによって呼び出すことができる LSA 関数のアドレスを含む LSA_DISPATCH_TABLE構造体への ポインター。 カスタム認証パッケージでは、「 認証パッケージによって呼び出される LSA 関数」で説明されている関数のいずれかが必要な場合は、この情報を保存する必要があります。

[in, optional] Database

このパラメーターは使用されません。 NULL です

[in, optional] Confidentiality

このパラメーターは使用されません。 NULL です

[out] AuthenticationPackageName

認証パッケージの名前を受け取る LSA_STRING 構造体へのポインターへのポインター。 認証パッケージは、この文字列を含む構造体とバッファーを ( AllocateLsaHeap 関数を使用して) 割り当て、このパラメーターで構造体のアドレスを返します。 バッファーは、不要になったときに LSA によって解放されます。

戻り値

関数が成功した場合は、STATUS_SUCCESSを返します。

関数が失敗した場合は、NTSTATUS エラー コードを返します。 詳細については、「 LSA ポリシー関数の戻り値」を参照してください。

注釈

この関数は、認証パッケージによって実装される必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ntsecpkg.h

こちらもご覧ください

AllocateLsaHeap