IWSManSession::Enumerate メソッド (wsmandisp.h)

  • [アーティクル]

テーブル、データ収集、またはログ リソースを列挙します。 クエリを作成するには、列挙体に フィルター パラメーターと 方言 パラメーターを含めます。 IWSManResourceLocator オブジェクトを使用してクエリを作成することもできます。 詳細については、「 リソースのすべてのインスタンスの列挙または一覧表示」を参照してください。

構文

HRESULT Enumerate(
  [in]           VARIANT   resourceUri,
  [in, optional] BSTR      filter,
  [in, optional] BSTR      dialect,
  [in]           long      flags,
  [out]          IDispatch **resultSet
);

パラメーター

[in] resourceUri

取得するリソースの識別子。

次の一覧には、このパラメーターに含めることができる識別子が含まれています。

[in, optional] filter

列挙によって返されるリソース内の項目を定義するフィルター。 リソースが列挙されると、フィルター条件に一致する項目のみが返されます。 列挙に フィルター パラメーターと 言語 パラメーターを含めると、列挙体がクエリに変換されます。

resourceURI パラメーターに IWSManResourceLocator オブジェクトがある場合は、このパラメーターを使用しないでください。 代わりに、 IWSManResourceLocator のセレクターとフラグメント機能を使用します。

[in, optional] dialect

フィルターで使用される言語。 WQL は、WMI で使用される SQL のサブセットであり、サポートされている唯一の言語です。

resourceURI パラメーターに IWSManResourceLocator オブジェクトがある場合は、このパラメーターを使用しないでください。 代わりに、 IWSManResourceLocator のセレクターとフラグメント機能を使用します。

[in] flags

このパラメーターには、 __WSManEnumFlags 列挙に フラグが含まれている必要があります。 詳細については、「 列挙定数」を参照してください。

[out] resultSet

列挙体の結果を含む IWSManEnumerator オブジェクト。

戻り値

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

IWSManSession::Enumerate を呼び出して列挙操作を開始します。 その後、返された IWSManEnumerator オブジェクトを使用して、AtEndOfStream プロパティによって項目の末尾が示されるまで IWSManEnumerator::ReadItem を呼び出します。

フラグに 列挙定数WSManFlagHierarchyDeepBasePropsOnly または WSManFlagHierarchyShallow が含まれている場合、Windows リモート管理サービスはエラー コード ERROR_WSMAN_POLYMORPHISM_MODE_UNSUPPORTEDを返します。

列挙中のネットワーク呼び出しの制限の詳細については、 BatchItems プロパティを参照してください。

フィルターを指定する場合は、リソースのスキーマに関して有効なドキュメントである必要があります。 言語パラメーターは省略可能です。 ただし、フィルター文字列が で<始まるが XML フラグメントではない場合は、言語パラメーターを含めるか、flags パラメーターに WSManFlagNonXmlText フラグを設定します。 詳細については、「 列挙定数」を参照してください。

対応するスクリプト メソッドは Session.Enumerate です。

要件

要件 値
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wsmandisp.h
Library WSManDisp.tlb
[DLL] WSMAuto.dll

こちらもご覧ください

IWSManEnumerator

IWSManSession

Session.Enumerate