IWICBitmapEncoder::CreateNewFrame メソッド (wincodec.h)

新しい IWICBitmapFrameEncode インスタンスを 作成します。

構文

HRESULT CreateNewFrame(
  [out]     IWICBitmapFrameEncode **ppIFrameEncode,
  [in, out] IPropertyBag2         **ppIEncoderOptions
);

パラメーター

[out] ppIFrameEncode

種類: IWICBitmapFrameEncode**

IWICBitmapFrameEncode の新しいインスタンスへのポインターを受け取るポインター。

[in, out] ppIEncoderOptions

種類: IPropertyBag2**

省略可能。 後続のフレーム初期化に使用する名前付きプロパティを受け取ります。 「解説」を参照してください。

戻り値

種類: HRESULT

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

パラメーター ppIEncoderOptions を使用して IPropertyBag2 を受け取り、エンコーダー オプションを指定できます。 これを行うには、ppIEncoderOptionsNULL IPropertyBag2 ポインターへのポインターを渡します。 返された IPropertyBag2 は、指定された形式で使用可能なすべてのエンコーダー オプションを既定値で初期化します。 既定以外のエンコード動作を指定するには、IPropertyBag2 に必要なエンコーダー オプションを設定し、 IWICBitmapFrameEncode::Initialize に渡します。

メモ 初期化された IPropertyBag2 へのポインターを渡さないでください。 ポインターは上書きされ、元の IPropertyBag2 は解放されません。
 
それ以外の場合は、エンコーダー オプションを指定しない場合は、ppIEncoderOptionsNULL を渡すことができます。

エンコーダー オプションを設定する方法の例については、「 エンコードの概要 」を参照してください。

複数のフレーム (TIFF、JPEG-XR など) のエンコードをサポートする形式の場合は、一度に 1 つのフレームでのみ作業できます。 つまり、CreateNewFrame を再度呼び出す前に IWICBitmapFrameEncode::Commit を呼び出す必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント WINDOWS XP と SP2、Windows Vista [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wincodec.h
Library Windowscodecs.lib
[DLL] Windowscodecs.dll

こちらもご覧ください

エンコードの概要

IPropertyBag2

IWICBitmapEncoder