CertEnumSystemStore 関数 (wincrypt.h)

CertEnumSystemStore 関数は、使用可能なシステム ストアを取得します。 関数は、見つかった各システム ストアに対して指定されたコールバック関数を呼び出します。

構文

BOOL CertEnumSystemStore(
  [in]           DWORD                      dwFlags,
  [in, optional] void                       *pvSystemStoreLocationPara,
  [in]           void                       *pvArg,
  [in]           PFN_CERT_ENUM_SYSTEM_STORE pfnEnum
);

パラメーター

[in] dwFlags

システム ストアの場所を指定します。 このパラメーターには、次のいずれかのフラグを指定できます。

  • CERT_SYSTEM_STORE_CURRENT_USER
  • CERT_SYSTEM_STORE_CURRENT_SERVICE
  • CERT_SYSTEM_STORE_LOCAL_MACHINE
  • CERT_SYSTEM_STORE_LOCAL_MACHINE_GROUP_POLICY
  • CERT_SYSTEM_STORE_CURRENT_USER_GROUP_POLICY
  • CERT_SYSTEM_STORE_SERVICES
  • CERT_SYSTEM_STORE_USERS
  • CERT_SYSTEM_STORE_LOCAL_MACHINE_ENTERPRISE
さらに、ビットごとの OR 演算を使用して、高ワードの位置フラグと共に、CERT_SYSTEM_STORE_RELOCATE_FLAGを組み合わせることができます。

[in, optional] pvSystemStoreLocationPara

dwFlags パラメーターにCERT_SYSTEM_STORE_RELOCATE_FLAGが設定されている場合、pvSystemStoreLocationPara は、システム ストアの名前と場所の両方を示すCERT_SYSTEM_STORE_RELOCATE_PARA構造体を指します。 それ以外の場合、 pvSystemStoreLocationPara は、システム ストアに名前を付ける Unicode 文字列へのポインターです。

CERT_SYSTEM_STORE_LOCAL_MACHINEまたはCERT_SYSTEM_STORE_LOCAL_MACHINE_GROUP_POLICYの場合、 pvSystemStoreLocationPara は、必要に応じて、"\\computer_name" や "computer_name" などのリモート コンピューター上のローカル コンピューター ストアを列挙するための Unicode コンピューター名に設定できます。 先頭の円記号 (\) は 、computer_nameでは省略可能です。

CERT_SYSTEM_STORE_SERVICESまたはCERT_SYSTEM_STORE_USERSの場合、 pvSystemStoreLocationParaNULL の場合、この関数はサービス名とユーザー名、および各サービス/ユーザー名のストアの両方を列挙します。 それ以外の場合、 pvSystemStoreLocationPara は、リモート コンピューター名と、"service_name"、"\\computer_name"、"computer_name" などのサービス名またはユーザー名を含む Unicode 文字列です。

computer_nameのみを指定する場合は、先頭の円記号 (\) または末尾の円記号 (\) が必要です。 それ以外の場合は、 service_name または user_nameとして解釈されます。

[in] pvArg

コールバック列挙関数に渡される情報を保持するために、アプリケーションが構造体を宣言、定義、初期化できるようにする void へのポインター。

[in] pfnEnum

各システム ストアの詳細を表示するために使用されるコールバック関数へのポインター。 このコールバック関数は、各システム ストアに情報を表示するためのコンテンツと形式を決定します。 アプリケーションは 、CertEnumSystemStoreCallback コールバック関数を提供する必要があります。

戻り値

関数が成功した場合、関数は TRUE を返します。

関数が失敗すると、 FALSE が返されます。

解説

CertEnumSystemStore を使用するには、アプリケーションで、ENUM_ARG構造体と CertEnumSystemStoreCallback コールバック関数を宣言して定義する必要があります。

この関数を使用する例については、「 Example C Program: Listing System and Physical Stores」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wincrypt.h
Library Crypt32.lib
[DLL] Crypt32.dll

関連項目

CERT_SYSTEM_STORE_RELOCATE_PARA

CertEnumPhysicalStore

CertEnumSystemStoreLocation

CertRegisterPhysicalStore

CertRegisterSystemStore

CertUnregisterPhysicalStore

CertUnregisterSystemStore

証明書ストア関数