EndPage 関数 (wingdi.h)

EndPage 関数は、アプリケーションがページへの書き込みを完了したことをデバイスに通知します。 この関数は、通常、新しいページに進むデバイス ドライバーを指示するために使用されます。

構文

int EndPage(
  [in] HDC hdc
);

パラメーター

[in] hdc

印刷ジョブのデバイス コンテキストへのハンドル。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は 0 より大きくなります。

関数が失敗した場合、戻り値は 0 以下になります。

解説

メモ これはブロック関数または同期関数であり、すぐには返されない可能性があります。 この関数が返す速度は、ネットワークの状態、プリント サーバーの構成、プリンター ドライバーの実装などの実行時の要因によって異なります。これは、アプリケーションの作成時に予測が困難な要因です。 ユーザー インターフェイスとの対話を管理するスレッドからこの関数を呼び出すと、アプリケーションが応答しなくなる可能性があります。
 
必要に応じて、EndPage 関数を呼び出した後、ResetDC 関数を使用してデバイス モードを変更します。 ResetDC を呼び出すと、すべてのデバイス コンテキスト属性が既定値にリセットされることに注意してください。 EndPageStartPage も、デバイス コンテキスト属性をリセットしません。 デバイス コンテキスト属性は、後続のページで一定のままです。 次のページを印刷する前に、オブジェクトを再選択し、マッピング モードをもう一度設定する必要はありません。ただし、これを行うと、同じ結果が生成され、Windows のバージョン間のコードの違いが減ります。

スプール・ファイル内のページが約 350 MB を超えると、印刷に失敗し、エラー・メッセージが送信されないことがあります。 たとえば、これは、大きな EMF ファイルを印刷するときに発生する可能性があります。 ページ サイズの制限は、使用可能な仮想メモリの量、プロセスの呼び出しによって割り当てられたメモリの量、プロセス ヒープ内の断片化の量など、多くの要因によって異なります。

この関数を使用するサンプル プログラムについては、「 方法: GDI Print API を使用して印刷する」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wingdi.h (Windows.h を含む)
Library Gdi32.lib
[DLL] Gdi32.dll

関連項目

印刷スプーラー API 関数

印刷

ResetDC

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