SetThreadLocale 関数 (winnls.h)

呼び出し元スレッドの現在のロケールを設定します。

構文

BOOL SetThreadLocale(
  [in] LCID Locale
);

パラメーター

[in] Locale

ロケール を指定するロケール識別子。 MAKELCID マクロを使用してロケール識別子を作成するか、次のいずれかの定義済み値を使用できます。

戻り値

関数は成功した場合に LCID を返す必要があります。 これは、前のスレッド ロケールの LCID です。

解説

スレッドが作成されると、ユーザー ロケールが使用されます。 この値は 、GetUserDefaultLCID によって返されます。 ユーザー ロケールは、コントロール パネルの地域と言語のオプション部分を使用して、将来のプロセスとスレッドの作成のために変更できます。 スレッド ロケールは 、SetThreadLocale を使用して変更することもできます。

SetThreadLocale はLANGUAGE ステートメントを使用したリソースの選択に影響します。 ステートメントは、 CreateDialogDialogBoxLoadMenuLoadStringFindResource などの関数に影響します。 CP_THREAD_ACPによって暗黙的にコード ページが設定されますが、 FindResourceEx には影響しません。 詳細については、「 コード ページ識別子」を参照してください。

Windows Vista 以降: SetThreadLocale を使用してユーザー インターフェイス言語を選択しないでください。 リソース ローダーは、 LANGUAGE ステートメントを使用して .rc ファイルで定義されているリソースを選択するか、アプリケーションで FindResourceEx を使用できます。 さらに、アプリケーションでは SetThreadUILanguage を使用できます。

Windows 2000、Windows XP:SetThreadLocale を使用してユーザー インターフェイス言語を選択しないでください。 LANGUAGE ステートメントを使用して .rc ファイルで定義されているリソースを選択するには、アプリケーションで FindResourceEx 関数を使用する必要があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winnls.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

GetSystemDefaultLCID

GetThreadLocale

GetUserDefaultLCID

各国語サポート

各国語サポート関数