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FillRect 関数 (winuser.h)

FillRect 関数は、指定したブラシを使用して四角形を塗りつぶします。 この関数には左罫線と上罫線が含まれますが、四角形の右罫線と下罫線は除外されます。

構文

int FillRect(
  [in] HDC        hDC,
  [in] const RECT *lprc,
  [in] HBRUSH     hbr
);

パラメーター

[in] hDC

デバイス コンテキストへのハンドル。

[in] lprc

塗りつぶす四角形の論理座標を含む RECT 構造体へのポインター。

[in] hbr

四角形の塗りつぶしに使用するブラシのハンドル。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。

解説

hbr パラメーターで識別されるブラシは、論理ブラシへのハンドルまたは色の値のいずれかになります。 論理ブラシへのハンドルを指定する場合は、CreateHatchBrush、CreatePatternBrush、または CreateSolidBrush のいずれかの関数を呼び出してハンドルを取得します。 さらに、 GetStockObject 関数を使用して、いずれかのストック ブラシへのハンドルを取得することもできます。 hbr パラメーターに色の値を指定する場合は、標準のシステム カラーのいずれかである必要があります (値 1 を選択した色に追加する必要があります)。 次に例を示します。


FillRect(hdc, &rect, (HBRUSH) (COLOR_WINDOW+1));

すべての標準システム の色の一覧については、「 GetSysColor」を参照してください。

指定した四角形を塗りつぶすとき、 FillRect には四角形の左右の辺は含まれません。 GDI は、現在のマッピング モードに関係なく、右の列と下の行までの四角形を塗りつぶしますが、含まれません。

例については、「 四角形の使用」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winuser.h (Windows.h を含む)
Library User32.lib
[DLL] User32.dll
API セット ext-ms-win-ntuser-gui-l1-1-0 (Windows 8 で導入)

関連項目

CreateHatchBrush

CreatePatternBrush

CreateSolidBrush

塗りつぶされた図形関数

塗りつぶされた図形の概要

GetStockObject

Rect