IEnumCERTVIEWROW::Skip メソッド (certview.h)
Skip メソッドは、行列挙シーケンス内の指定された数の行をスキップします。
構文
HRESULT Skip(
[in] LONG celt
);
パラメーター
[in] celt
スキップする行数。 celt パラメーターに正の値を指定すると、行列挙シーケンスは列挙シーケンス内でスキップされます。 celt パラメーターの負の値を指定すると、行列挙シーケンスは列挙シーケンス内で後方にスキップされます。
戻り値
VB
メソッドが成功した場合、メソッドは S_OKを返します。E_INVALIDARG の戻り値は、 celt パラメーターが負の数に設定されたことを示します。これにより、行列挙シーケンス インデックスが 0 未満になります。
メソッドが失敗した場合は、エラーを示す HRESULT 値を返します。 一般的なエラー コードの一覧については、「 共通の HRESULT 値」を参照してください。
解説
このメソッドが正常に完了したら、 IEnumCERTVIEWROW::Skip メソッドを呼び出して、行列挙シーケンス内の現在の行を参照します。 この 2 回目の呼び出しが行われた後、行の証明書に関連付けられている列、属性、および拡張機能は、次のインターフェイスのメソッドを使用して列挙できます。
行列挙シーケンスは、内部の 0 から始まるインデックスを保持します。 Skip メソッドを呼び出すと、celt パラメーターの設定に基づいて、このインデックスが増減します。celt パラメーターの負の値を指定すると、インデックスが 0 未満になると、Next への後続の呼び出しの動作は未定義になります。
celt パラメーターの正の値を指定すると、インデックスが列挙シーケンスの最後の行を超えると、Next メソッドの後続の呼び出しは失敗します。
例
// pEnumRow is previously instantiated pointer to IEnumCERTVIEWROW.
HRESULT hr;
LONG Index;
// Reposition the row enumerator to the beginning of the rows.
hr = pEnumRow->Reset();
if (FAILED(hr))
{
printf("Unable to reset pEnumRow\n");
goto error;
}
// Skip some rows.
hr = pEnumRow->Skip(5);
if (FAILED(hr))
{
printf("Unable to skip rows\n");
goto error;
}
// Get the next row.
hr = pEnumRow->Next(&Index);
if (S_OK == hr)
{
// Use this row as needed.
}
error:
if (NULL != pEnumRow)
pEnumRow->Release();
要件
サポートされている最小のクライアント | サポートなし |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | certview.h (Certsrv.h を含む) |
Library | Certidl.lib |
[DLL] | Certadm.dll |