ISecurityIdentityColl インターフェイス (comsvcs.h)

呼び出し元の ID を表すセキュリティ情報のコレクションへのアクセスを提供します。 このコレクションで使用できる項目は、SID、アカウント名、認証サービス、認証レベル、偽装レベルです。

このインターフェイスは、セキュリティ呼び出しコンテキストの一部である呼び出し元のチェーン内の特定の呼び出し元について調べるのに使用されます。 セキュリティ呼び出しコンテキスト情報へのアクセス方法の詳細については、「 プログラムコンポーネントセキュリティ」を参照してください。

ロールベースのセキュリティとベースの COM アプリケーションを使用しない COM+ アプリケーションは、ISecurityCallContext への必要なポインターを取得できないため、ISecurityIdentityColl のメソッドを呼び出すことはできません。 詳細については、「 CoGetCallContext」を参照してください。

継承

ISecurityIdentityColl インターフェイスは、IDispatch インターフェイスから継承されます。 ISecurityIdentityColl には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ISecurityIdentityColl インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

ISecurityIdentityColl::get__NewEnum セキュリティ ID コレクションの列挙子を取得します。
ISecurityIdentityColl::get_Count セキュリティ ID コレクション内のプロパティの数を取得します。
ISecurityIdentityColl::get_Item セキュリティ ID コレクション内の指定したプロパティを取得します。

要件

要件	値
サポートされている最小のクライアント	Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー	Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム	Windows
ヘッダー	comsvcs.h

こちらもご覧ください

CoGetCallContext

ISecurityCallersColl

SecurityIdentity