ICredentialProviderUserArray インターフェイス (credentialprovider.h)
ログオンまたは資格情報 UI に表示されるユーザーのセットを表します。 この情報により、資格情報プロバイダーはセットを列挙して、各ユーザーに関するプロパティ情報を取得してフィールドを設定したり、セットをフィルター処理したりできます。
継承
ICredentialProviderUserArray インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 ICredentialProviderUserArray には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
ICredentialProviderUserArray インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
ICredentialProviderUserArray::GetAccountOptions ローカル アカウントまたは Microsoft アカウントの [その他のユーザー] タイルがログオン UI または資格情報 UI に表示されるかどうかを示す値を取得します。 |
ICredentialProviderUserArray::GetAt 配列から指定したユーザーを取得します。 |
ICredentialProviderUserArray::GetCount ユーザー配列内の ICredentialProviderUser オブジェクトの数を取得します。 |
ICredentialProviderUserArray::SetProviderFilter 配列内のユーザーのセットをローカル アカウントまたは Microsoft アカウントに制限します。 |
注釈
このオブジェクトは、Windows 資格情報プロバイダー フレームワークによって、 ICredentialProviderSetUserArray::SetUserArray メソッドを使用して資格情報プロバイダーに提供されます。 このオブジェクトの所有権は、資格情報プロバイダー フレームワークに残ります。
実装するタイミング
サード パーティはこのインターフェイスを実装しません。 実装は Windows に含まれています。例
次の例では、このインターフェイスのメソッドの一部を使用するシナリオを示します。 変数は pcpua
、以前に宣言 された ICredentialProviderUserArray オブジェクトを 表します。
DWORD dwCount = 0;
HRESULT hr = pcpua->GetCount(&dwCount);
if (SUCCEEDED(hr))
{
for (DWORD i = 0; i < dwCount; i++)
{
ICredentialProviderUser *pcpu = NULL;
hr = pcpua->GetAt(i, &pcpu);
if (SUCCEEDED(hr))
{
PWSTR pszName = NULL;
hr = pcpu->GetStringValue(PKEY_Identity_UserName, &pszName);
if (SUCCEEDED(hr))
{
// Do something with the string
CoTaskMemFree(pszName);
}
pcpu->Release();
}
}
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 8 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | credentialprovider.h |