FindFirstFileNameW 関数 (fileapi.h)

指定したファイルへのすべてのハード リンクの列挙を作成します。 FindFirstFileNameW は、FindNextFileNameW 関数の後続の呼び出しで使用できる列挙へのハンドルを返します。

この操作をトランザクション操作として実行するには、 FindFirstFileNameTransactedW 関数を使用します。

構文

HANDLE FindFirstFileNameW(
  [in]      LPCWSTR lpFileName,
  [in]      DWORD   dwFlags,
  [in, out] LPDWORD StringLength,
  [in, out] PWSTR   LinkName
);

パラメーター

[in] lpFileName

ファイルの名前です。

ヒントバージョン 1607 Windows 10以降、"\\?\" を前もって指定しなくても、MAX_PATHの制限を削除するようにオプトインできます。 詳細については、「 ファイル、パス、および名前空間の名前付け 」の「最大パス長の制限」セクションを参照してください。
 

[in] dwFlags

予約;0 を指定します。

[in, out] StringLength

LinkName パラメーターが指すバッファーのサイズ (文字数)。 この呼び出しが失敗し、 GetLastError 関数から返されるエラーが ERROR_MORE_DATA (234) である場合、このパラメーターによって返される値は 、LinkName が指すバッファーがすべてのデータを格納する必要があるサイズです。

[in, out] LinkName

lpFileName で見つかった最初のリンク名を格納するバッファーへのポインター。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は FindNextFileNameW 関数で使用したり、 FindClose 関数で閉じたりできる検索ハンドルです。

関数が失敗した場合、戻り値は INVALID_HANDLE_VALUE (0xffffffff)。 エラーの詳細情報を得るには、GetLastError 関数を呼び出します。

注釈

Windows 8 と Windows Server 2012 では、この関数は、次のテクノロジによってサポートされています。

テクノロジ サポートされています
サーバー メッセージ ブロック (SMB) 3.0 プロトコル はい
SMB 3.0 Transparent Failover (TFO) いいえ
スケールアウト ファイル共有 (SO) を使う SMB 3.0 いいえ
クラスターの共有ボリューム ファイル システム (CsvFS) はい
Resilient File System (ReFS) はい

必要条件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー fileapi.h (Windows.h、WinBase.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

File Management 関数

FindClose

FindFirstFileNameTransactedW

FindNextFileNameW