Pen::SetDashPattern メソッド (gdipluspen.h)
Pen::SetDashPattern メソッドは、この Pen オブジェクトのカスタム ダッシュとスペースの配列を設定します。
構文
Status SetDashPattern(
[in] const REAL *dashArray,
[in] INT count
);
パラメーター
[in] dashArray
型: const REAL*
カスタムダッシュとスペースの長さを指定する実数の配列へのポインター。 配列内のすべての要素は正の実数である必要があります。
[in] count
型: INT
dashArray 配列内の要素の数を指定する整数。 整数は 0 より大きく、配列内の要素の合計数を超えてはなりません。
戻り値
種類: 状態
メソッドが成功した場合は、Status 列挙体の要素である Ok を返します。
メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。
解説
このメソッドは、この Pen オブジェクトの DashStyle 列挙体を DashStyleCustom に設定します。
dashArray 配列の要素は、ダッシュ パターン内の各ダッシュとスペースの長さを設定します。 最初の要素はダッシュの長さを設定し、2 番目の要素はスペースの長さを設定し、3 番目の要素はダッシュの長さを設定します。
ダッシュ パターンの各ダッシュとスペースの長さは、配列内の要素値と Pen オブジェクトの幅の積です。
例
次の例では、実数の配列を作成します。 次に、 Pen オブジェクトを作成し、配列に基づいてダッシュ パターンを設定し、カスタム破線を描画します。
VOID Example_SetDashPattern(HDC hdc)
{
Graphics graphics(hdc);
// Create and set an array of real numbers.
REAL dashVals[4] = {
5.0f, // dash length 5
2.0f, // space length 2
15.0f, // dash length 15
4.0f}; // space length 4
// Create a Pen object.
Pen pen(Color(255, 0, 0, 0), 5);
// Set the dash pattern for the custom dashed line.
pen.SetDashPattern(dashVals, 4);
// Draw the custom dashed line.
graphics.DrawLine(&pen, 5, 20, 405, 200);
}
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | gdipluspen.h (Gdiplus.h を含む) |
Library | Gdiplus.lib |
[DLL] | Gdiplus.dll |