IClientSecurity インターフェイス (objidl.h)

オブジェクトの個々のインターフェイス プロキシのセキュリティ設定をクライアントが制御できるようにします。

継承

IClientSecurity インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IClientSecurity には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IClientSecurity インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IClientSecurity::CopyProxy

指定したインターフェイスのプロキシのプライベート コピーを作成します。
IClientSecurity::QueryBlanket

指定したプロキシで呼び出しを行うためにクライアントが使用する認証情報を取得します。
IClientSecurity::SetBlanket

指定したプロキシで呼び出しを行うために使用する認証情報 (セキュリティ ブランケット) を設定します。

注釈

すべてのオブジェクトには 1 つのプロキシ マネージャーがあり、すべてのプロキシ マネージャーは IClientSecurity インターフェイスを自動的に公開します。 そのため、クライアントは、オブジェクト上の任意のインターフェイス ポインターを使用して、 IClientSecurity のオブジェクトのプロキシ マネージャーに対してクエリを実行できます。 QueryInterface 呼び出しが成功した場合、IClientSecurity ポインターを使用して IClientSecurity メソッドを呼び出し、クライアントが関心のあるインターフェイス プロキシへのポインターを渡すことができます。 IClientSecurityQueryInterface の呼び出しが失敗した場合、オブジェクトはインプロセスで実装されるか、セキュリティをサポートしないカスタム マーシャラーによってリモート処理されます。 (カスタム マーシャラーは、 クライアントに IClientSecurity インターフェイスを提供することでセキュリティをサポートできます)。

IClientSecurity メソッドにパラメーターとして渡されるインターフェイス プロキシは、IClientSecurity インターフェイスと同じオブジェクトから取得する必要があります。 つまり、各オブジェクトには個別の IClientSecurity インターフェイスがあります。あるオブジェクトで IClientSecurity を呼び出し、別のオブジェクトにプロキシを渡すことは機能しません。 また、インターフェイスがプロキシを使用しない場合は、 インターフェイスを IClientSecurity メソッドに渡すことはできません。 つまり、プロキシ マネージャーによってローカルに実装されたインターフェイスは、この規則の例外である IUnknown を除き、IClientSecurity メソッドに渡すことができません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー objidl.h

こちらもご覧ください

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