IPropertyStorage::SetClass メソッド (propidl.h)

SetClass メソッドは、新しい CLSID を現在のプロパティ ストレージ オブジェクトに割り当て、CLSID を オブジェクトと共に永続的に格納します。

構文

HRESULT SetClass(
  [in] REFCLSID clsid
);

パラメーター

[in] clsid

プロパティ セットに関連付ける新しい CLSID。

戻り値

このメソッドは、次に加えて、標準の戻り値E_UNEXPECTEDをサポートしています。

注釈

現在のプロパティ ストレージ オブジェクトに CLSID を割り当てます。 CLSID には、格納されているプロパティ ID との関係はありません。 CLSID を割り当てると、コードの一部をプロパティ セットの特定のインスタンスに関連付けられます。このようなコードは、たとえば、ユーザー インターフェイス (UI) を管理する場合があります。 異なる CLSID は、同じ FMTID を持つ異なるプロパティー・セット・インスタンスに関連付けることができます。

プロパティ セットが、NULL として指定された IPropertySetStorage::Create メソッドの pclsid パラメーターを使用して作成された場合、CLSID はすべてのゼロに設定されます。

プロパティ ストレージ オブジェクトの現在の CLSID は、 IPropertyStorage::Stat の呼び出しで取得できます。CLSID の初期値は、 IPropertySetStorage::Create の呼び出しでストレージが作成されるときに指定できます。

非シンプル プロパティ セットに CLSID を設定すると ( IPropertySetStorage::Create で説明されているように、ストレージまたはストリーム値のプロパティを有効に含めることができるもの)、基になるサブストレージの CLSID も設定されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー propidl.h (Objbase.h、Propidlbase.h を含む)
Library Uuid.lib
[DLL] Ole32.dll

こちらもご覧ください

IPropertySetStorage::Create

IPropertyStorage

IPropertyStorage::Stat