Provider::Commit メソッド (provider.h)
[Provider クラスは WMI プロバイダー フレームワークの一部であり、現在最終的な状態と見なされています。これらのライブラリに影響を与える、セキュリティ関連以外の問題に対しては、それ以上の開発、機能強化、または更新プログラムは利用できません。 すべての新規開発には、MI API を使用する必要があります。]
Commit メソッドは、WMI にインスタンスを送信するために使用されます。 このメソッドはヘルパー関数であり、オーバーライドしないでください。
構文
HRESULT Commit(
CInstance *pInstance,
bool bCache
);
パラメーター
pInstance
WMI によって格納されるインスタンスへのポインター。
bCache
キャッシュが実装されているかどうかを示します。 プロバイダー フレームワークの現在のバージョンでは、この値を FALSE に設定する必要があります。
戻り値
返された HRESULT で SUCCEEDED または FAILED マクロを使用して、メソッドが成功したかどうかを判断します。
注釈
クライアントがクエリをキャンセルすると、 Commit メソッドはエラーを返します。 プロバイダー ライターは、この事実を使用して列挙を終了できます。
また、このメソッドは pInstance ポインターで CInstance ::Release を呼び出します。 このため、フレームワーク プロバイダーは CInstance::Release を再度呼び出さないように注意する必要があります。 つまり、スマート ポインターはデストラクターで CInstance ::Release を呼び出すので、pInstance スマート ポインターはこのメソッドと互換性がありません。
このメソッドは、フレームワーク プロバイダーが pInstance ポインターで CInstance::Release を個別に呼び出さない場合、および pInstance ポインターがスマート ポインターでない場合にのみ使用する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | provider.h (FwCommon.h を含む) |
Library | FrameDyn.lib |
[DLL] | FrameDynOS.dll;FrameDyn.dll |