IWbemQualifierSet::Next メソッド (wbemcli.h)

IWbemQualifierSet::Next メソッドは、IWbemQualifierSet::BeginEnumeration で始まった列挙体の次の修飾子を取得します。 このメソッドは、 WBEM_S_NO_MORE_DATAが返 されるまで、すべての修飾子を列挙するために繰り返し呼び出されます。 列挙を早期に終了するには、 IWbemQualifierSet::EndEnumeration を呼び出します。

列挙中に返される修飾子の順序が定義されていません。

構文

HRESULT Next(
  [in]  long    lFlags,
  [out] BSTR    *pstrName,
  [out] VARIANT *pVal,
  [out] long    *plFlavor
);

パラメーター

[in] lFlags

予約済み。 このパラメーターは 0 (ゼロ) である必要があります。

[out] pstrName

このパラメーターは修飾子の名前を受け取ります。 新しい BSTR は、 WBEM_S_NO_ERROR が返されるたびに常に割り当てられます。

pstrNameNULL の場合は無視されます。それ以外の場合、呼び出し元は、このパラメーターがエントリの有効な BSTR を指さないことを確認する必要があります。そうしないと、メモリ リークが発生します。 また、呼び出し元は、不要になったときに返された文字列に 対して SysFreeString を呼び出す必要があります。

[out] pVal

このパラメーターは修飾子の値を受け取ります。 VariantInit は、このメソッドによって VARIANT で呼び出されます。 値が不要になった場合、呼び出し元はこのポインターで VariantClear を呼び出す必要があります。 エラー コードが返された場合、pVal が指す VARIANT は変更されません。 NULL に設定されている場合、このパラメーターは無視されます。

[out] plFlavor

NULL でない場合、指す値は修飾子フレーバーに設定されます。 詳細については、「修飾子の フレーバーWBEM_FLAVOR_TYPE」を参照してください。

戻り値

このメソッドは、メソッド呼び出しの状態を示す HRESULT を返します。 次の一覧は、 HRESULT に含まれる値の一覧です。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wbemcli.h (Wbemidl.h を含む)
Library Wbemuuid.lib
[DLL] Fastprox.dll;Krnlprov.dll;Ncprov.dll。Wbemcore.dll

こちらもご覧ください

IWbemQualifierSet::BeginEnumeration

IWbemQualifierSet::EndEnumeration

修飾子のフレーバー