CreatePrivateNamespaceA 関数 (winbase.h)

プライベート名前空間を作成します。

構文

HANDLE CreatePrivateNamespaceA(
  [in, optional] LPSECURITY_ATTRIBUTES lpPrivateNamespaceAttributes,
  [in]           LPVOID                lpBoundaryDescriptor,
  [in]           LPCSTR                lpAliasPrefix
);

パラメーター

[in, optional] lpPrivateNamespaceAttributes

名前空間オブジェクトのセキュリティ属性を指定する SECURITY_ATTRIBUTES 構造体へのポインター。

[in] lpBoundaryDescriptor

名前空間を分離する方法を定義する記述子。 呼び出し元は、この境界内にある必要があります。 CreateBoundaryDescriptor 関数は、境界記述子を作成します。

[in] lpAliasPrefix

名前空間のプレフィックス。 この名前空間にオブジェクトを作成するには、オブジェクト名を プレフィックス\objectname として指定します。

システムは、異なる境界を定義する限り、同じ名前の複数のプライベート名前空間をサポートします。

戻り値

関数が成功すると、新しい名前空間へのハンドルが返されます。

関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

他のアプリケーションは、 OpenPrivateNamespace 関数を使用して名前空間にアクセスできます。

名前空間を作成したアプリケーションは 、ClosePrivateNamespace 関数を使用して、名前空間へのハンドルを閉じます。 作成プロセスが終了すると、ハンドルも閉じられます。 名前空間ハンドルを閉じると、 OpenPrivateNamespace の後続の呼び出しは失敗しますが、名前空間内のオブジェクトに対するすべての操作は成功します。

この関数を使用するアプリケーションをコンパイルするには、 _WIN32_WINNTを 0x0600 以降として定義します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winbase.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

ClosePrivateNamespace

オブジェクトの名前空間

OpenPrivateNamespace