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EscapeCommFunction 関数 (winbase.h)

指定した通信デバイスに拡張関数を実行するように指示します。

構文

BOOL EscapeCommFunction(
  [in] HANDLE hFile,
  [in] DWORD  dwFunc
);

パラメーター

[in] hFile

通信デバイスへのハンドル。 CreateFile 関数は、このハンドルを返します。

[in] dwFunc

実行する拡張関数。 このパラメーターには、次の値のいずれかを指定できます。

意味
CLRBREAK
9
文字転送を復元し、伝送ラインを非改行状態にします。 CLRBREAK 拡張関数コードは、 ClearCommBreak 関数と同じです。
CLRDTR
6
DTR (データターミナル対応) 信号をクリアします。
CLRRTS
4
RTS (送信要求) シグナルをクリアします。
SETBREAK
8
文字転送を中断し、 ClearCommBreak 関数が呼び出されるまで伝送ラインを中断します (または、CLRBREAK 拡張関数コードを使用して EscapeCommFunction が呼び出されます)。 SETBREAK 拡張関数コードは 、SetCommBreak 関数と同じです。 この拡張関数は、送信されていないデータをフラッシュしないことに注意してください。
SETDTR
5
DTR (データターミナル対応) 信号を送信します。
SETRTS
3
RTS (送信要求) シグナルを送信します。
SETXOFF
1
XOFF 文字を受け取ったかのように伝送が機能します。
SETXON
2
XON 文字を受け取ったかのように転送が機能します。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winbase.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

ClearCommBreak

Communications 関数

通信リソース

CreateFile

SetCommBreak