IWICJpegFrameDecode::SetIndexing メソッド (wincodec.h)
JPEG のインデックス作成を有効にして、効率的なランダム アクセスを実現します。
構文
HRESULT SetIndexing(
WICJpegIndexingOptions options,
UINT horizontalIntervalSize
);
パラメーター
options
インデックスを直ちに生成するか、 IWICBitmapSource::CopyPixels を今後呼び出すまで遅延するかを指定する値。
horizontalIntervalSize
型: UINT
インデックス作成の粒度 (ピクセル単位)。
戻り値
種類: HRESULT
正常に完了したときにS_OKを返します。
注釈
この方法により、メモリ使用量を犠牲にして、画像ピクセルへの効率的なランダム アクセスが可能になります。 インデックス作成に必要なメモリの量は、要求されたインデックスの粒度によって異なります。 SetIndexing が呼び出されない限り、IWICBitmapSource::CopyPixels の呼び出し中にピクセルをトップダウンして JPEG にアクセスする方がはるかに効率的です。
ファイルでインデックス作成がサポートされていない場合、このメソッドは失敗します。 最初にインデックス作成がサポートされているかどうかを判断するには、IWICJpegFrameDecode::D oesSupportIndexing を呼び出す必要があります。 このメソッドが複数回呼び出された場合、最後の呼び出しによって、インデックスの粒度が要求されたサイズに変更されます。
指定された間隔サイズは、インデックス エントリの水平方向の間隔を制御します。 この値は、JPEG の MCU (最小コード化単位) サイズ (通常は 8 ピクセルまたは 16 ピクセル) に従って内部的に切り上げられます。 インデックス間隔の垂直サイズは、常に 1 つの MCU サイズと等しくなります。
インデックスは、すぐに生成することも、 IWICBitmapSource::CopyPixels を今後呼び出す際に生成して、冗長な圧縮解除作業を減らすことができます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 10 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wincodec.h |
Library | Windowscodecs.lib |
[DLL] | Windowscodecs.dll |